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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
-生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく –
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●目次● 2012年11月20日号
※ お知らせ
1.コラム1:ムラとマチとをつなぐ Vol.1 「野良仕事をしなさい!」
2.レポート:宮古市田老地区「学ぶ防災ツアー」
3.コラム2:エコもためせばガッテン
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-・-・-・-・-・-・-・お知らせ・-・-・-・-・-・-・-・
■「Present Tree in 宮古」動画できました♪
森びと、山びと、川びと。
宮古のみんさんと東京はじめ全国からあつまったPT隊で宮古市の放牧地後に
植樹をしてきました(^^)
今回はドキュメンタリータッチに仕上がっています。是非、ご覧ください!
■いい夫婦の日特集 http://www.presenttree.jp/item/nice_couple.html
あっ、しまった!忘れてた、夫婦の日。
毎年のことだけど、今年は地球へも思いやりのおすそわけ。
緑が増える贈り物はいかがですか?
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◆1.コラム1:ムラとマチとをつなぐ Vol.1 「野良仕事をしなさい!」◆
11月18日(日)、埼玉県主催の「国民参加の森林づくりシンポジウム
~市民が育てるの森林の恵み~」にパネリストとして出席してきました。
このシンポジウムは、毎年1回全国で行われている「全国育樹祭」のプレイベントです。
このメルマガを読んでくださっている方なら
全国育樹祭や全国植樹祭参加したことがある方も多いのではないでしょうか。
基調講演は、俳優でもあり、日本野鳥の会会長でおられる柳生博氏の
「森と暮らす、森に学ぶ ~都会からの関わり方」。
お会いするのは初めてだったのですが、
とても穏やかなオーラを発している素敵なおじい様といった雰囲気をお持ちです。
今回は、そのお話を紹介しつつ”ムラ”と”マチ”を繋ぐことを考えてみたいと思います。
「『野良仕事をしなさい!』、おじいさんの声が聞こえたんです」
柳生さんのお話の中で一番心に残った言葉です。
年間6~700本の仕事をこなす超多忙な日々を過ごしていたある日、
息子さんが学校でいじめられて帰ってきました。
自分の一番大切な家族を守るにはどうしたらよいかと悩み考えていた時、
ふと聞こえた祖父の言葉。
「野良仕事」=「野」を「良」くする仕事。
もともと幼い頃から茨城で農業や林業をおじいさんに学んでいた柳生さんは、
この声が聞こえたとき、
幼い頃におじいさんかと一緒にした野良仕事の風景が走馬灯のように駆け巡り、
それがきっかけでムラへ移り住むことを決意し、家族全員で八ヶ岳へ移りました。
柳生さんは、田畑森林問わず野良仕事に携わることは
特に幼児期において重要だと言っています。
それはなぜか?
例をあげると、子供たちが参加する「田んぼの学校」では
必ずプログラムの終わりに作文をさせるそうです。
初めての体験に歓喜し、またやりたい、来年も着たいというのは容易に想像がつきます。
が、多くの子供たちは初めての体験にも関わらず『懐かしかった』と書くそうです。
自分の経験にはないのに、なぜか「懐かしい」と感じるのだそうです。
そして、この「懐かしい」原体験と感動が、
何れ大人になり何かに躓いたり悩んだ時の「声」になるのかもしれません。
繰り返しになりますが、
野良仕事=野を良くする仕事(ここでは必ずしも田畑での仕事を指しているわけではなく、
森林などの周辺環境も入ります)は、
田畑森林のある風景やそこに住む人と訪れる人を豊かにします。
近年「森が荒れている」とよく言われています。
そしてそれは「ムラの人が手入れをしないからだ」と、
野良仕事をしない都市部の人々は言います。
しかし、森が荒れたのは実は都市部住む野良仕事をしない私たちの
”生活ニーズ”であると考えたことはありますか?
マチ(都市)の生活ニーズによって、ムラ(山村部)の様相は変化してきました。
その昔は、マチはムラに多くのものを求めていました。
燃料としての薪、熊の胆や鹿角など動物から取れる薬、家を建てる材料などですが、
この”多様な”ニーズがムラの周辺環境を多様にしていたのですね。
ところが戦後に建築用材が大量に必要になると、
一斉にムラにはスギやヒノキが植えられるようになり、ムラの周辺は単一化していきます。
そこに外国からの安い木材が入ってくると、
マチはムラからの木材を必要としなくなるので、ムラは森での野良仕事をやめてしまい、
森は荒れていってしまいます。
つまり、マチとムラは物資の需給で繋がっていて、
マチからのニーズがムラと森林を含む周辺環境の関係を作っているのです。
こう考えてみると、繋がりが希薄なっている今、通り一遍に
「ムラの人が手入れをしないからだ」ということにはならないですよね。
では、マチとムラを繋ぐことで荒廃した森は再生できるのでしょうか?
次回はマチとムラをつないでいる事例を基に考えていきたいと思います。
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鴨崎 志保/環境リレーションズ研究所 事務局長
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◆2.レポート:宮古市田老地区「学ぶ防災ツアー」◆
こんにちは プレゼントツリー事務局です。
10月7日(日)、「Present Tree in 宮古」植樹イベントの前日、
宮古市の職員の方とともに市沿岸部田老地区の「学ぶ防災ツアー」に参加しました。
宮古駅近くのホテルから田老地区に行く途中、浄土ヶ浜大橋からの景色。
東側には蛸の浜。美しいリアス式海岸に白波が打ち寄せます…
続きはこちらから→http://presenttree.jp/blog/?p=766
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平沢 真実子/環境リレーションズ研究所 事務局
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◆3.コラム2:エコもためせばガッテン◆
先日、東向きの部屋から南向きの部屋に引っ越しました。
以前から毎日、太陽光で充電するスタンドライトをベランダに出しておいて
夜に枕元で使っていたのですが、
日当たりが良くなって、ライトの明るさも如実に上がりました。
東向きの部屋に住んでいたころは「ぴか~」くらいの明るさだったのが
今は「ピカー!!」くらいに(違い、伝わりますでしょうか・・・?)。
これほどの成果が目に見えると、今度は、
南の窓に降り注ぐ日の光を他に使わないのがもったいなく思えてきます。
そこで、今度はスマートフォンを充電できるソーラー充電池も購入しました。
太陽の光がエネルギーになることはよく知っていたし、
ソーラーライトで実感もしていたけれど、
今回あらためてその力を体感したら
「もっとやりたい!」という気持ちが出てきたのです。
エコにも成功体験が大事だということがよく分かりました。
世の中に再生可能エネルギーや植林などを広めていくためには、
まずは小さなソーラーライトや、ベランダに置ける苗木など、
地球全体への効果は小さくても、人の心にインパクトを与えられるようなものを
たくさんの人に、種を蒔くように広めていくことが有効なのかもしれません。
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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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