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2011.12.06 Tuesday

何から話そう! 環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
○○○..●。。。。○…..●。○。。。●。●○…●○。。

-・-・-・-・-・-・-・お知らせ・-・-・-・-・-・-・-・

Present Tree × 東北グランマのXmasオーナメント

プレゼントツリーでは、東日本大震災被災地復興プロジェクト“REVIVE
JAPAN”の一環として、「東北グランマオーナメントプロジェクト」を
応援しています。

大切な人へのクリスマスプレゼントに、プレゼントツリーと一緒に
被災地支援の贈り物はいかがですか?

詳しくはこちら:
https://www.presenttree.jp/item/item05.html
Present Treeブログ:
http://presenttree.jp/blog/?p=716

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●目次● 2011年12月5日号

※ お知らせ

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.8

2.国の枠組みと私たちの枠組み

3.セミナー・イベントご案内

———————————————

◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.8◆

第8回の今回は前回に引き続き、スマートグリッド導入に必要な技術につい
てお話ししていきたいと思います。技術についてはスマートグリッドを構成
する要素が非常に幅広く存在することから、説明が少し長くなってしまって
いますが、これまで別々に考えられていた要素がスマートグリッド内でどの
ように働き、また関連しているのかを皆さんにご理解いただければ幸いです。

さて、今回はスマートグリッドを構成する上で必要な5つの技術のうち、残
り3つの要素、「送電ロスを減らす高温超伝導などの送電網」、「分散型発
電するための課金・管理システム」、「分散化された送配電網のセキュリテ
ィと信頼性向上のためのソフト」についてお話ししたいと思います。まず、
「送電ロスを減らす高温超伝導などの送電網」ですが、これは低温下では電
気抵抗がゼロになるという超伝導現象を利用し、送電ロスを減少させること
で、発電した電気を無駄にすることなく利用することを可能にする技術です。
また、近年では超電導を比較的高温(摂氏マイナス163度)で超電導現象
を起こすことのできる製品も開発され、導入障壁も下がりつつあります。例
えば、この超電導ケーブルをデータセンターなどの小規模で大量の電力を使
用する施設で利用することで、トータルで約4割の消費電力量削減が可能で
あると言われています(諸住 2010)。

次に、「分散型発電するための課金・管理システム」も必要になります。以
前、スマートメーターと呼ばれるスマートグリッドの中核的装置によって家
庭などの電力使用量の見える化が可能になるとお話ししました。そして、こ
の見える化によって需要家自身が自らの電力使用量を把握し、自ら節電する
ことや、スマートメーターと連動する家電を利用することによって、自動的
に節電することも期待できます。さらに、これに分散型発電で生み出される
電力も加えることで、時々刻々と変わる発電量・消費量に合わせてリアルタ
イムで変わる料金システムを構築し、電力需要の多い時間の電気料金を高く、
そして少ない時には低くすることで、電力のピークカットを推し進めること
が可能になります。

最後に「分散化された総配電網のセキュリティと信頼性向上のためのソフト」
についてですが、以前お話ししたように、スマートグリッドは「供給側と需
要側の双方向性を持つ、電力と情報の新しいインフラ」であると考えられる
ことから、これまで以上の多くの情報が双方向でやり取りされることになり
ます。例えば、上記の消費量や発電量などの情報が情報インフラ上を絶え間
なく駆け回ることになります。それにより、個人情報の流出や、継統制御シ
ステムへのハッキングなど、情報インフラからのサーバー攻撃のリスクが飛
躍的に増大することとなります。これらの幅広いリスクに対応するため、ハ
ード・ソフト両面でのセキュリティ向上が求められます。

つまり、スマートグリッドはただ単に発電や送配電を行う施設・設備などの
ハードを整備するだけでなく、情報のやり取り、分析、提供などを行うため
の通信技術やアプリケーションなどのソフトの発展も必要不可欠であり、裏
を返せば、それだけ多くのビジネスチャンスが存在しているということでも
あります。次回は、スマートグリッド構築によって新たに生まれるであろう
ビジネスチャンスについてお話ししたいと思います。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

◆2.国の枠組みと私たちの枠組み◆

COP17が開催中です。
各国の利害が摺り合わされています。
まるで、ギリギリと擦り合う音が聞こえてくるようです。

政治的な意図や、経済界の利益によって
地球環境の将来が振り回されている様子は、ハラハラものですね。
私たちや子どもたちの未来はどうなるんだろう、と心配になってしまう。

ただ、このような構図は今に始まったものではありません。
歴史を振り返れば、例えば戦争が始まるときにそれを決めるのは
いつでも政治界や、政治界に影響を与える経済界でした。
国民の生活や未来は、いつもそれに振り回されていたのでした。

(政治界にも、「戦争するのが国民のため」という
なんらかの理屈があったのかもしれないけれど・・・。)

歴史に逆らうのは難しい。
となると、私たちは国のリーダーたちにある程度の期待はしつつ、
根本的には、リーダーたちが変わることを願うよりも
リーダーたちに頼らない、自分たちの「枠組み」を考えていくべきかもしれません。

歴史が大きく変わるとき、震源地はいつもリーダーではなくて民衆でした。
フランスで革命を起こしたのも民衆。
黒人の自由のための闘争を起こしたのも民衆。
私たちにも、歴史を変える力があるかもしれません。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

*2011年12月21日(水) 19:00–21:00
「ダムを撤去できるか?」

*民主党政権になって「中止」が決まったものの、現地はもめている川辺川ダム。
一方、米国では稼働していたマチリアダムが撤去されました。
ダムを造る、ダムを撤去する。その意味を考えます。

*申込期限:12月20日(火)

*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

http://www.env-r.com/contact/er-pm.html

参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
環境リレーションズ研究所
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

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【エコアンケートにご協力ください】
Erでは「皆はどう思ってる?」をテーマにエコアンケートを実施
しています。質問は、1ヶ月に一問、月替わりで更新中です。
ぜひご協力をお願いします。
WEBサイト:http://www.env-r.com/ecoenquete.html
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【Present Tree】
花を贈るように、木を植える。ちょっとおしゃれなギフトです。
WEBサイト: https://www.presenttree.jp/
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【環境リレーションズ研究所ボランティア・インターンスタッフ募集中】

環境リレーションズ研究所で様々なプロジェクトや事務を一緒にお手伝い
いただける方を随時募集しています。
詳細こちら:http://www.env-r.com/recruite.html
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「何から話そう!環境問題」は、認定NPO法人環境リレーションズ研究所
が発行しているメールマガジンです。
できるだけ生活に密着した環境問題をわかりやすくお伝えしたいと心がけて
いますが、なにせ視点だけはいっぱしの専門家。(^^;
「そんな話つまらない~!!」「あんたたち専門家ならこんなこと知ってる
わけ?」「もっと他に皆に教えてあげたい環境がある!」「私も発行仲間に
参加したい!」…etc、お咎め、ご意見、なんでも大歓迎です。(^^)v
お便り・お問い合わせ、読者間コミュニティ..にふるってご参加・ご投稿
ください。
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○マガジンURL :http://www.env-r.com/
●編集責任者 :認定NPO法人環境リレーションズ研究所 鈴木
○Copyright (C) A.Suzuki All rights reserved.
●読者からのお便りメール :otayori@env-r.com
○バックナンバー :http://www.melonpan.net/mag.php?002674
●購読の更新と中止 :http://www.env-r.com/project/pro_mail.html

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鈴木敦子日記 — ebaerblog @ 5:45 am

2011.11.20 Sunday

何から話そう! 環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
○○○..●。。。。○…..●。○。。。●。●○…●○。。

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●目次● 2011年11月20日号

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.7

2.原発停止と排出権・デジャブ

3.セミナー・イベントご案内

———————————————

◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.7◆

第7回の今回は前回ご紹介した蓄電池以外の電力貯蔵装置、および熱の効率
活用についてお話ししたいと思います。

前回お話しした蓄電池以外にもエネルギーを蓄える方法がいくつか挙げられ
ます。例えば、現在も水力発電で用いられている揚水発電は、夜間の電力需
要の少ない時間に水を高い位置にある貯水池に汲み上げることで、電力需要
の多い昼間に発電することを可能にしています。つまり、水が電気エネルギ
ーを貯める存在として使われているのです。さらに、現在開発中の技術とし
て、圧縮空気電力貯蔵という物もあります。これは、先ほどの揚水発電で用
いられる水の代わりに空気を地下空洞に圧縮貯蔵し、必要なときにその空気
と燃料であるガスを燃やすことで発電を可能にする技術です。
また、スーパーキャパシタなどの電気二重層キャパシタやリチウムイオンキ
ャパシタと呼ばれる電力貯蔵装置もあります。これらの特徴としては圧倒的
な急速充電(秒単位)が可能であることや、充放電が原理的には無制限でで
きるため、製品寿命が長いことなどが挙げられます。しかし、一般的にコス
トが高くつくなど、実用面での課題もあります。

また、電気ではなく「熱」としてエネルギーを蓄える方法もあります。これ
までも電気エネルギーや太陽エネルギーを使ってお湯を作り、それを必要な
時に利用するなどの蓄熱は広く用いられてきました。最近では、夜間に水や
氷などの「冷熱」を蓄え、電力需要の多い昼間に冷房として利用するなどの
蓄熱も行われています。蓄熱技術では、このようにエネルギーを「熱」とい
う形で蓄え、それを別の時間に利用することで経済的、そして環境的メリッ
トを生み出します。つまり、スマートグリッドでは電気だけではなく、熱も
含むエネルギー全体をどのように効率的に利用するかという視点も非常に重
要になります。その点で、発電と同時に排熱を動力や温熱、あるいは冷熱と
して取り出す「コージェネレーション(通称コジェネ)」も非常に重要視さ
れています。

次回も引き続き、スマートグリッド導入に求められる技術についてお話しし
たいと思います。皆様もぜひ様々な形態のエネルギーを蓄える方法を探して
みてください。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

◆2.原発停止と排出権・デジャブ◆

原発事故以降、多くの原発が順次、停止しています。
節電もブームですが、それでも不足する電力を補うために
火力発電の稼働率は上がっています。
いきおい、日本の電力業界からのCO2排出量は、計算上増えており、
京都議定書の目標達成が危うくなってきています。

こういうときの常套手段として「排出権を買う」というのがありますが、
電力会社はこれに積極的ではありません。
ただでさえ、原発事故被害の賠償金など、原発関連の支出が兆円単位で増えている今。
排出権のコストをさらに上乗せすることは、電力会社は避けたい。

理由は、私たちが電力料金の値上げを嫌がるからです。

極論ですが、電力料金をどんどん値上げすることができれば、
電力は比較的、値上げしても需要があまり減らない商品ですから
賠償金のコストが増えようが、排出権のコストが増えようが、
電力会社はあまり困らないはずです。

しかし、電力が高くなると、あちこちに問題が波及していきます。
一般家庭からの反発はもちろんのこと。
工場などの生産コストも高くなり、産業が海外に流出していきやすくなります。
そこで、私たちは電力料金が上がるのをとても嫌がります。

そういうわけで、議定書の目標達成は、一筋縄ではいかないのです。

・・・というまったく同じ議論が、
2007年の中越沖地震で、柏崎刈羽原発が停止したときにもあったのですが。
何も学ばなかったのかなあ、と、少しさみしいですね。
今回は私たち一人一人も、未来に役立つことをきちんと学んでいきたいものです。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

*2011年11月29日(火) 19:00–21:00
「家庭用燃料電池のメリットとは?」

*エネファームの商品名で発売された家庭用定置型燃料電池。
「ガスを使った電池」。蓄電しない電池。
これは一体何のために開発されているのでしょうか?

*申込期限:11月28日(月)

*2011年12月21日(水) 19:00–21:00
「ダムを撤去できるか?」

*民主党政権になって「中止」が決まったものの、現地はもめている川辺川ダム。
一方、米国では稼働していたマチリアダムが撤去されました。
ダムを造る、ダムを撤去する。その意味を考えます。

*申込期限:12月20日(火)

*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

http://www.env-r.com/contact/er-pm.html

参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名

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鈴木敦子日記 — ebaerblog @ 5:54 am

2011.11.06 Sunday

何から話そう!環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

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1. 11月23日 熱海の森 ボランティア募集♪

「Present Tree from 熱海の森」森を学んで、森作りに参加しよう!
詳細はこちら:
http://www.presenttree.jp/pdf/ATAMI1123.pdf

2. 東北グランマオーナメントプロジェクト×PresentTree
— 被災地支援に繋がるクリスマスオーナメントを —
詳細はこちら
https://www.presenttree.jp/item/item05.html
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●目次● 2011年11月5日号

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.6

2.あなたの業界にも40%のインパクト力

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.6◆

第6回の今回は前回に引き続き、スマートグリッド導入に必要な技術について
お話ししていきたいと思います。

前回は「スマートメーター」と呼ばれる「情報通信機能を持つ機器」の役割に
ついて、そしてスマートメーターで集められる情報を家庭、ビル、工場、そし
てコミュニティ全体で活用することで、エネルギーのピークカットやピークシ
フトが可能になることについてお話をしました。今回はスマートグリッド新規
導入に必要な第二の要素である「電力の流れを平準化する蓄電池や電力貯蔵シ
ステム」についてお話ししたいと思います。 この蓄電池・電力貯蔵システム
は数兆円規模であると考えられているスマートグリッド関連市場の中でも規模
がひときわ大きく、前回お話ししたスマートメーターが全体の5%程度である
一方、蓄電池・電力貯蔵システムは60%程度をしていると言われています。

蓄電装置としてまず挙げられるのが蓄電池であると言えます。蓄電池にはリチ
ウムイオン電池やナトリウム硫黄電池、ニッケル水素電池、鉛蓄電池などが挙
げられます。それぞれの電池には特徴があり、一長一短ありますが、現在はリ
チウムイオン電池がエネルギー密度(質量あたりに蓄えられるエネルギー)と
出力密度(質量あたりに取り出すことのできるエネルギー)が高いことから、
最も有力な蓄電池であると考えられています。これらの蓄電池は太陽光や風力
発電の大量導入によって生じる電力系統の不安定化を解消するために必要であ
るといわれています。そのためには蓄電池を消費者(需要家)側や電力系統側
に設置することが必要です。

需要家側に設置する蓄電池として注目をあびている存在が電気自動車(EV)
です。現在はEV側に電気を充電し、その電気を使って走る、つまり「系統か
らEV」へという一方向の電気の流れですが、EVに貯めた電気を逆に系統側に
流すV2G (Vehicle to Grid)という技術によって、将来的にはEVを使った
電力のピークシフトが実現できると考えられています。それにより、例えば、
電気料金の安い夜間に充電した電気を昼間に「売電」することで自動車オーナ
ーが儲けることも可能になるかもしれません。つまり電気自動車が「動く蓄電
池」として活躍することが可能になるのです。

次回は蓄電池以外の電力貯蔵装置と、電気だけではなく「熱」の効率利用も
同時に考える必要性についてお話ししたいと思います。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.あなたの業界にも40%のインパクト力◆

動物園が好きで、年間パスを買って通っています。
今月、2歳のクロサイの女の子が、遠くの動物園へ引っ越していくことになりました。
繁殖目的の、いわばお嫁入りです。
この動物園で生まれ、いつもママと一緒にいた甘えん坊の彼女。
かわいそうな気もしますが、いつか彼女も母となって
絶滅寸前のクロサイを救う力となってくれればと願います。

昔は、動物園は「見せ物」要素の強い、レクリエーション施設でした。
現在でも動物園がすぐれたレクリエーション施設であることには変わりはありません。
しかし、種の保存のための施設、という側面も大きくなってきています。

クロサイのような希少動物は、どの動物園にどの血統の個体がいるのか管理されており、
繁殖のためのカップリングも、近親を避けて計画的に行われています。
個体数を一気に増やすことは難しくても、
たとえ一頭でも二頭でも、絶滅に瀕している動物にとっては貴重です。

クロサイ同様、絶滅寸前のインドライオン。
世界に500頭しかいないそうです。
うち、200頭が、動物園で飼育されているインドライオンです。
200/500、つまり世界の全インドライオンの40%は
動物園の力で守られているものです。
ひとつの業界が環境問題に及ぼす影響として、40%は大きな数字ではないでしょうか。

レクリエーション目的であった動物園という業界が、
数十年でここまで変わったのはすごいことですね!
あなたの働くあの業界にも、同じような可能性が秘められているかもしれません。
環境問題を大きく変えていく力があるかもしれないのです。

本当は、動物園がこのようなことをしなくても済む世の中になれば
いちばんすばらしいのですが・・・。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

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落とし込む可能性を模索したいと思います。

*2011年11月29日(火) 19:00–21:00
「家庭用燃料電池のメリットとは?」

*エネファームの商品名で発売された家庭用定置型燃料電池。
「ガスを使った電池」。蓄電しない電池。
これは一体何のために開発されているのでしょうか?

*申込期限:11月28日(月)

*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

http://www.env-r.com/contact/er-pm.html

参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名

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「何から話そう!環境問題」は、認定NPO法人環境リレーションズ研究所
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できるだけ生活に密着した環境問題をわかりやすくお伝えしたいと心がけて
いますが、なにせ視点だけはいっぱしの専門家。(^^;
「そんな話つまらない~!!」「あんたたち専門家ならこんなこと知ってる
わけ?」「もっと他に皆に教えてあげたい環境がある!」「私も発行仲間に
参加したい!」…etc、お咎め、ご意見、なんでも大歓迎です。(^^)v
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鈴木敦子日記 — ebaerblog @ 6:54 pm

2011.10.21 Friday

何から話そう! 環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
○○○..●。。。。○…..●。○。。。●。●○…●○。。

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11月23日 熱海の森 ボランティア募集♪

「Present Tree from 熱海の森」
森を学んで、森作りに参加しよう!

詳細はこちら:
http://www.presenttree.jp/pdf/ATAMI1123.pdf

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

———————————————
●目次● 2011年10月20日号

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.5

2.スマートと言えば済むか

3.セミナー・イベントご案内

———————————————

◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.5◆

第5回目の今回からはスマートグリッド導入に必要な技術、そしてそれによ
って生まれるであろう新たなビジネスチャンスについて考えていきたいと思
います。

まず、スマートグリッドによって、どのようなことが可能になるのでしょう
か。例えば、前回までお話ししてきたように、太陽光や風力エネルギーなど
の分散型発電エネルギーの大量導入を要因とした「逆潮流」と呼ばれる、余
った電力が発電所側に流れてしまう現象の発生を抑制することができます。
また、消費者のエネルギー消費量を「見える化」することによって、状況に
応じた省エネや、さらには、エネルギー管理システムに電気自動車や家電な
どを接続することにより、エネルギー消費を効率化し、電力消費のピークカ
ット(最も高くなるピーク需要のカット)やピークシフト(需要の少ない時
間帯への移動)が可能になります。つまり需要(デマンド)に合わせる(レ
スポンス)する形で電力を供給することで、社会全体での消費電力を最適化
することが可能になります。その結果、消費者側では電気の基本料金の低減
が、送発電側では施設・設備にかかるコスト削減へと繋がります。
では、実際にスマートグリッドを導入するにあたり、どういった技術やシス
テムが必要になるのでしょうか。アナリストの若林秀樹氏は著書「日本の電
気産業はこうやって蘇る(洋泉社)」の中で、スマートグリッドの新規導入
に必要なものとして以下のものを挙げています。

1.電力の流れを制御する装置
2.それを平準化する蓄電池や電力貯蔵システム
3.送電ロスを減らす高温超伝導などの送電網
4.分散型発電するための課金・管理システム
5.分散化された送配電網のセキュリティと信頼性向上のためのソフト

例えば、「電力の流れを制御する装置」としては、「スマートメーター」と
呼ばれる「情報通信機能を持つ機器」が挙げられます。スマートメーターは
スマートグリッド構築のために最も重要な機器の一つであると考えられ、そ
の主な機能としては情報通信機能を用いて、電気消費量の遠隔検針を可能に
することや、エアコンや給湯器、照明、テレビ、冷蔵庫などの家電と接続す
ることで家庭内、もしくはビル内の電力消費量の最適化を可能にすることが
挙げられます。例えば、家庭内の最適化を考えると、夜間の電力需要の少な
い時間に、次回お話しする蓄電池などに電気を蓄え、その電気を電力需要の
多い昼間に使用することで、一日を通じて需要の波を均すことが可能になり
ます。つまり、HEMS (Home Energy Management System)やBEMS
(Building Energy Management System)、FEMS (Factory Energy
Management System) と呼ばれる、家庭全体やビル全体、そして工場全体
でのエネルギー消費量の効率化システムを構築するためにスマートメーター
は欠かすことができません。さらに、スマートメーターで集められた情報を
利用することで、あるコミュニティー全体のエネルギー利用を効率化するた
めのCEMS (Community Energy Management System)を構築すること
が可能になり、コミュニティ内のエネルギー需要に応じて発電・充電・放電
を制御し、社会の経済性と環境性を両立することが可能になります。

次回以降もこれらの具体的な技術についてお話ししていきたいと思います。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

◆2.スマートと言えば済むか◆

「スマート、スマートって言えばいい、ってもんじゃないでしょ。」
と気焔を上げている人を見ました。
今週参加してきた、エネルギー業界のある国際学会での一こまです。

・・・この学会には、多い順からアジア、ヨーロッパ、アメリカの先進国から
ある化石エネルギーの関連企業の研究職の人々が集まっていました。
世界的にどうかは分からないのですが、この先進国の人々の意見は
「スマートグリッドは世界の潮流。
乗り遅れないように私たちも参入し、スマートグリッドの一角を担おう」
ということで大体一致していました。

そこへ、冒頭の某国メンバーの発言です。

主旨は(補足のため、私の解釈も入ります)
最近は猫も杓子もスマート、スマートと言っている。
しかし、誰もが内容をちゃんと考えて言っているわけではない。
スマートグリッドそのものを否定するわけではないが、
私たちがスマートグリッドに参入することが、一番良い答えなのかどうか、
みなさん、ちゃんと考えて言ってますか?
他にも最適解、もっとスマートな解があるかもしれないじゃないですか?
といったようなことです。

一理あるなあと思いました。

今、電力業界やメーター屋さんだけではなく、
たくさんの業界が、スマートグリッドに乗り遅れまい、
組み込まれ損ねまい、としのぎを削っています。
企業にとっては、利益を得る「餌場」となりそうな
成長はなはだしい若いマーケットだからです。
でも、エネルギーを取り巻くすべての業界が
一つのスマートネットワークに乗ることがいちばん効果的かどうかは、
誰かが冷めた目で検証していく必要があるかもしれませんね。

1本のペンをみんなで使いまわすほうがよい場面もあれば、
みんなが1本ずつペンを持つほうがよい場面もあるように。
せっかくのスマートグリッドが、ごちゃごちゃにならないように。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

*2011年11月29日(火) 19:00–21:00
「家庭用燃料電池のメリットとは?」

*エネファームの商品名で発売された家庭用定置型燃料電池。
「ガスを使った電池」。蓄電しない電池。
これは一体何のために開発されているのでしょうか?

*申込期限:11月28日(月)

*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

http://www.env-r.com/contact/er-pm.html

参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名

*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'
環境リレーションズ研究所
*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'゜*'

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Erでは「皆はどう思ってる?」をテーマにエコアンケートを実施
しています。質問は、1ヶ月に一問、月替わりで更新中です。
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花を贈るように、木を植える。ちょっとおしゃれなギフトです。
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環境リレーションズ研究所で様々なプロジェクトや事務を一緒にお手伝い
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鈴木敦子日記 — ebaerblog @ 5:31 am

2011.10.06 Thursday

何から話そう! 環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

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10月29~30日 飛騨高山を満喫。植樹体験ツアー開催♪10月14日〆切!
地元の方々からのおもてなしがたくさん詰まった貴重なプログラムになりました!
http://www.presenttree.jp/pt_study_tour/2011hida.html

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●目次● 2011年10月5日号

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.4

2.環境問題はすべて周知すべきか

3.セミナー・イベントご案内

———————————————

◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.4◆

「再生可能エネルギーとスマートグリッド」4回目の今回は、スマートグリッ
ドを導入した先のビジョンとして、スマートグリッド論者たちが考えている
ことについてお話ししていきたいと思います。

何度もお話ししているように(それだけ大事だということですが)、スマ
ートグリッドは「再生可能エネルギーの大量導入を前提として停電を少なく、
安定的、経済的に電力系統を運用する」ための「供給側と需要側の双方向性
を持つ、電力と情報の新しいインフラ」であると近年、定義されつつありま
す。また、スマートグリッドは第一次産業革命(イギリスで起こった動力革
命)、第二次産業革命(ドイツとアメリカで起こった重化学工業革命)、そ
して第三次産業革命(アメリカで起こったデジタル情報革命)に継ぐ第四次
産業革命を起こすための重要な要素であるとも考えられています。

それでは、スマートグリッドを導入した先には、どのような社会が待ってい
るのでしょうか。例えば、横山明彦氏は著書「スマートグリッド」(日本電
気協会新聞部)の中で、スマートグリッドは「生活を変えないためのもの」
と述べています。横山氏は、今後、再生可能エネルギーの大量導入に伴って
かかる設備コスト(太陽光、風力発電設備コストおよびスマートグリッド導
入コスト等)、ひいては電気料金の値上げがやむを得ない未来を予測し、そ
ういった社会においても電気料金の負担増が軽減されるような社会を目指す
ためにスマートグリッドが必要であると述べています。つまり、横山氏は現
在の電気料金や利便性などの水準を変えることなく、環境問題に対応する手
段としてスマートグリッドを重要視しています。
一方で、加藤敏春氏は著書「スマートグリッド革命 – エネルギー・ウェ
ブの時代」(NTT出版)内で、スマートグリッド導入によって「ユーエネル
ギー(You Energy)」へのパラダイムシフトが起こると述べ、スマートグ
リッドが社会を積極的に変えていく将来を描いています。加藤氏によると
「ユーエネルギー」のパラダイムでは、「誰もが発電所となって太陽光発電
など再生可能エネルギーを提供し、電力会社に売電したり、電気自動車に搭
載されている蓄電池を介して相互に融通したりして、「個人がエネルギーを
作り、配電して楽しむ」ということを可能」となります。それによって、
「いままでエネルギーの消費者にすぎなかった一般生活者が生産者となって、
生産消費者が主役となる新しい解決手法が生まれる」と述べています。つま
り、目に見えにくいハードの変化だけにとどまらず、ソフト面でも大きく社
会変化が起こり、スマートグリッドによって人々の生活が積極的に変わって
いく様子を描いています。

両者は論調こそ異なっていますが、スマートグリッド導入が目指す共通す
る未来として、次回以降詳しくお話しするデマンドレスポンスや、分散型発
電エネルギーの売電などによって電力のピークカットによる発電施設の効率
化や、電力料金増の負担軽減などが達成される社会が挙げられます。次回以
降はスマートグリッドによって可能になることや、新たに生まれるであろう
ビジネスについてお話ししていきたいと思います。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
◆2.環境問題はすべて周知すべきか◆

北極上空にも大規模なオゾンホールが、とのニュースが、衝撃的に発表されました。
北極には大きなものはできないはずと考えられていたため、
これは常識をくつがえすニュースです。
オゾンホールなど南半球の話だと思って高をくくることは、私たちはもうできないでしょう。

実は、北極にもオゾンホールはこれまでも小規模ながらもありました。
それに、専門家は、南極と同じように注意深くオゾン層の様子をウォッチし続けていました。
北極のオゾンホールは比較的小さいために、報道されていなかっただけなのです。

でも私たちは高をくくっていた。
安心しきって、北半球の空の下で生きていたのでした・・・。

今回のようなことがあると、
オゾンホールのように、知らされていないだけで実は身近にある環境問題は、
もっとたくさんあるのでは、と思い至らされませんか?

環境問題を広く知らしめることには、大きく分けて2つの目的があると考えられます。
(1)その問題が発生・拡大することを防ぐ行動を取ってもらうため。
(例:温暖化を防ぐために省エネしてもらう。)
(2)その問題による障害から身を守る行動を取ってもらうため。
(例:オゾンホールから来る紫外線をカットするクリームを塗ってもらう。)

もし、このどちらにも当てはまらない環境問題があったら、
(防ぐ行動も取りようもなく、身を守ることもできない、
例えば、もうすぐ巨大隕石の落下によって環境が激変する、とでもいうような)
どのように一般に知らしめていくべきでしょうか、または隠していくべきでしょうか?
知らないほうが幸せに暮らしていける、と考える人もいるでしょう。
一方で、覚悟を決めるためには知らせてほしい、と考える人もいるでしょう。

科学が発達し、人類は以前は明らかにできなかった小さな環境問題にも気付くようになりました。
それらのうち、どの問題を、いつ、どのように知らしめていくかを考えることも、
今後は必要になってくるかもしれません。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
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*2011年10月12日(火) 19:00–21:00
「若者たちの農業」

*農業を志す若者たちは、なぜ、どのように農業なのか。山梨の農業法人
「サラボウル」をはじめ、事例を使いながら、農業という仕事を考えます。

*申込期限:10月11日(月)

*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

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参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名

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鈴木敦子日記 — ebaerblog @ 5:14 am

2011.09.20 Tuesday

何から話そう! 環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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1. 9/27(火)企業CSR担当者セミナー「これからの企業と森の関わり方」開催
http://eba-er.jugem.jp/?eid=229

2. 10月29~30日 飛騨高山を満喫。植樹体験ツアー開催♪
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●目次● 2011年9月20日号

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.3

2.スマートハウスのハイテクとローテク

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.3◆

「再生可能エネルギーとスマートグリッド」三回目の今回は、前回に引き続
き、国や地域ごとに異なるスマートグリッドの定義とその背景について考え
ていきたいと思います。

前回は様々な地域のスマートグリッドに共通する定義として「供給側と需要
側の双方向性を持つ、電力と情報の新しいインフラ」というものを挙げまし
た。また、アメリカがスマートグリッド導入を目指す背景と、その目標につ
いてもお話ししました。アメリカでは、将来的に予測されている電力需要の
増加をクリーンなエネルギー源で対応しようとしていること、そして現在の
送電設備の絶対的不足と不安定性を解決するための策としてスマートグリッ
ドの導入を目指しています。それでは、欧州や日本ではどのような背景から、
そして、どのような目的のためにスマートグリッドの導入を目指しているの
でしょうか。

まず、欧州でスマートグリッド導入が求められる最大の理由は、これまで欧
州で広く進められてきた風力発電の大量導入によって不安定になってしまっ
た電気の流れを制御する、ということが挙げられます。欧州各国では、年間
を通じて安定的に偏西風が吹くことから風力発電所が多く建設されており、
2020年までにEU全体の電力消費の20%をまかなうという目標も掲げていま
す。しかし、今回の連載を通じてお話ししているように、風力発電や太陽光
発電をはじめとした再生可能エネルギー発電は天候などに左右されるため、
発電される発電量が非常に不安定であり、電気の需要と供給を同時同量に保
つという大原則を守ることが大きな課題になっています。実際に欧州でもア
メリカと同様に過去に大停電事故が起こり、今度も頻繁に停電事故が起こる
のではないかという懸念もあります。停電は震災の祭に経験したように、経
済的損失に直結します。そこで必要となるのが供給および消費電力の把握・
制御を可能にするスマートグリッドです。つまり、欧州では送発電網のIT化
を進め、時々刻々と変化する発電量と消費量を同時同量に保つためのインフ
ラを整備することで、今後も引き続き大規模に導入される風力発電に対応し、
電力を安定的、および経済的に供給することを目標としています。

それでは、日本ではどうなのでしょうか。日本の送電網は欧米と比較して、
通信機能を備えていることや、補修や機能増強も継続的に行われてきたこと
から、元々かなり「スマート」であり、スマートグリッドの導入に対して、
「必要ないのでは?」という不要論も電力業界に存在していました。しかし、
日本も今後、太陽光発電などの再生可能エネルギーや電気自動車などの大量
導入を目指しています。それには現在の火力発電などの集中型発電所から消
費者への「単一方向」の送電システムでは対応できず、電力が需要家からネ
ットワークに流れ込んでしまう「逆潮流」という問題を引き起こす可能性が
あることから、双方向の送電システムが求められます。つまり、日本では欧
米に比べ、スマートグリッド導入の差し迫った必要性には乏しいかもしれま
せんが、震災後の原発事故、それに伴う再生可能エネルギーなどの分散型発
電の増加へ対応するため、送配電ネットワークをコントロールする必要性が
高まっています。
前回と今回のお話をまとめると、欧米そして日本のスマートグリッド導入の
共通テーマとして、「再生可能エネルギーの大量導入を前提として停電を少
なく、安定的、経済的に電力系統を運用する」ということが挙げられます。
では、実際にスマートグリッドによって描き出される未来はどのようなもの
で、具体的にはどのような技術が用いられるのでしょうか。次回からはこの
点についてお話ししていきたいと思います。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア

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◆2.スマートハウスのハイテクとローテク◆

スマートグリッドと並んで脚光を浴びている「スマートハウス」。
ITによりエネルギーを効率的に使い、自然エネルギーも生かす快適な次世代の家として、
たくさんの建築関連企業が次々に自社ブランドのスマートハウスを発表しています。

ある企業のスマートハウスの実証モデルを見学してきました。
国産の木材や自然素材の内装材をふんだんに利用した(高かったそうです)、
「すてき!これなら住みたい!」と思わせる、良い家でした。
服は美形のマネキンに着せたほうが「買いたい」と思ってもらいやすいように、
スマートハウスの普及のためには、家を美形に作るのも大事だなあ、と
変なところに感心しました。

そのモデルハウスには、自然エネルギーを利用できる形に変える「創エネ」と
既存のエネルギー源(電気、ガス、灯油など)を効率的に使う「省エネ」の設備が
各種なんでもと言いたくなるくらい、ついていました。
見て回っているうちに、なんとなく設備が過剰についているような気がして
案内の方に聞いてみると、
ある形態のエネルギーが、実は作りすぎで余ってしまうので、捨てています、と
こっそり教えてくれました。
しかも、それは自然エネルギー由来ではなく、化石燃料由来のエネルギーでした。

まだ実証試験中なので、エネルギーをどうしたら余らせないように制御できるかは
これからの課題なのだそうです。

そのモデルで一番すばらしかったのは、大きさや高低差を計算して作った
リビングの両側にある大きな窓でした。
開け放つと、自然に風がリビングを通り抜けていきます。
外は風がほとんど感じられない猛暑だったのに、リビングがサッと涼しくなり、
とても不思議でした。

最新の設備は、制御が未熟だとかえって無駄が出てしまうけれど、
まずはこういう、企業にとってはお金にならないけれど、簡単にできる工夫を
どんどん取り入れていくのも近道なのでは、と思いました。
企業にとっては、華々しい技術のほうが取り組みやすいのですが、
庶民は、こういったお金にならない地味なローテク分野のほうが
確実ですし、手も出しやすいので。

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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

*2011年10月12日(火) 19:00–21:00
「若者たちの農業」

*農業を志す若者たちは、なぜ、どのように農業なのか。山梨の農業法人
「サラボウル」をはじめ、事例を使いながら、農業という仕事を考えます。

*申込期限:10月11日(月)

*お申し込み/お問い合わせ
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・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

http://www.env-r.com/contact/er-pm.html

参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名

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環境リレーションズ研究所
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いますが、なにせ視点だけはいっぱしの専門家。(^^;
「そんな話つまらない~!!」「あんたたち専門家ならこんなこと知ってる
わけ?」「もっと他に皆に教えてあげたい環境がある!」「私も発行仲間に
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鈴木敦子日記 — ebaerblog @ 5:44 am

2011.09.04 Sunday

何から話そう!環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
○○○..●。。。。○…..●。○。。。●。●○…●○。。

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1.9月17日(日)めぐりの森で植樹&ちびっこワークショップ!
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———————————————
●目次● 2011年9月5日号

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.2

2.緊急環境速報?

3.セミナー・イベントご案内

———————————————

◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.2◆

前回から始まりました、再生可能エネルギーとスマートグリッド。第二回目
の今回からは、スマートグリッドの概要と、国や地域によって異なるスマー
トグリッドの定義とその背景について考えていきたいと思います。

前回お話ししたように、スマートグリッドの定義はま

だ定まっておらず、そ
れぞれの国や地域がスマートグリッドを構築しなければならない理由(背景)
によって異なっています。しかし、近年、これらの異なる定義に共通するも
のとして「供給側と需要側の双方向性を持つ、電力と情報の新しいインフラ」
という統一概念が徐々にできつつあります(諸住, 2010)。また、その目
的として「太陽光や風力などの再生可能エネルギーが大量に導入される時代
に、・・・電力系統を、停電を少なくしつつ安定的にそして経済的に運用す
る」という共通点も見られます(横山, 2010)。つまり、環境負荷が少な
いという利点を持ちながら、安定的に供給することが難しい太陽光や風力な
どの再生可能エネルギーの導入のための基礎を作ると共に、電力消費のピー
クカットなどによって送発電設備の効率を上げることがスマートグリッド構
築の共通する目的として挙げられます。

では、それぞれの国や地域ではどのような目的のためにスマートグリッド構
築を目指し、またその目標にはどのようなものが掲げられているのでしょう
か。 例えば、スマートグリッドという言葉が世界に広まるきっかけを作ったとさ
れるオバマ大統領がアメリカにおいてその構築を目指した背景には、1990年
代から起こっている「電力自由化」があります。アメリカは、日本でも現在
盛んに議論されている電力自由化や送発電分離を実現している国です。しか
し、その結果として数千もの電力関連会社が設立され、それらを集中管理す
ることが難しい状況に立たされています。2000年から2001年にカリフォル
ニア州で起きた大規模停電も、天然ガス価格の高騰や猛暑などの外的な影響
以外にも、利益を最大化しようと試みる企業の思惑を上手にコントロールで
きなかったことなどが重なり起きたと考えられています。また、送電施設を
更新するための十分な資金力がない規模の小さな企業が乱立していることか
ら、施設の老朽化や将来の電力需要増への対応不足など、既存の電力網の不
安定さが深刻化してきています。そこでそれらの施設・設備の更新と電力の
安定供給を達成することが、アメリカの大きな課題となっています。それら
に加えて、世界中でおきている化石燃料枯渇への懸念や、環境問題などを背
景にグリーンでクリーンなエネルギー利用が求められています。 つまり、
アメリカでは将来の電力需要の増加に備えてクリーンな発電設備を
設け、同時に、送電設備の絶対的不足と不安定性を解決することで、電力を
安定供給するという目標を達成するためにスマートグリッドの導入が必要不
可欠であると考えられています。特に、喫緊の課題として考えられている送
電設備の絶対的不足に対してスマートグリッド導入によるピークカット効果
を期待しています。
では、ヨーロッパや日本ではどのような背景からスマートグリッド構築が求
められているのでしょうか。次回はこの点について考えていきたいと思いま
す。 参考文献:
1. 諸住 哲「図解 ビジネス情報源 スマートグリッド
– 業界動向と主要企業がひと目でわかる」 アスキー・メディアワークス
2. 横山 明彦「スマートグリッド」 社団法人日本電気協会新聞部

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

◆2.緊急環境速報?◆

東日本の多くの皆様には、もうすっかり耳にしみついた「緊急地震速報」の音。
椅子やバッグがこすれて「キュイン」と鳴っただけで飛び上がるくらい、
私にはトラウマ音になってしまっています。
逆に、あまり頻繁に鳴りすぎたので、すっかり慣れてしまったという方もいらっしゃいますね。

この速報システムは2006年に導入されました。
導入当初、「こんなものを鳴らしたら、パニックが起きて二次災害を招くのではないか?」と
かなり心配されていたのを覚えています。
私も、地震を到達前に知らせるという発想が受け入れがたく、
「こんなゲテモノを世の中に広く出しても大丈夫なのか?」と、正直なところ思っていました。
が、実際はこれのおかげで命を救われた方も、多いのではないでしょうか?
3月11日に被災地にいた私の義妹は、速報の音を聞いてとっさに
3人の幼い子どもたちを安全なところに押し込めて、守り抜きました。

すっごく怖いし、パニックを起こしたくもなるけれど、
それでも発信したほうが命を守ることになる情報って、あると思うのです。

今年の夏は、統計史上4番目の暑さだったとか・・・
台風で観測史上最大の雨が降ったとか・・・
(台風12号で被害に遭われた方々に、お見舞い申し上げます)
それが何を意味するのか?
気候の何かがおかしくなっているのではないのか?危険ということではないのか?
事実を伝えるだけではなく、一歩踏み込んで
警報を広く発信してくれてもよい時期ではないでしょうか。

正しい危機感を伝えることで、守れる未来があると思います。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

◆3.セミナー・イベントご案内◆

今年は、国際森林年ですね。テーマは「森を歩く」ということなので、
例年以上にプレゼントツリーでは皆さんと一緒に森に入ろうと計画中です。

■9月11日 北海道植樹イベント&kinproワークショップ
お申込みはコチラから=>http://www.presenttree.jp/pdf/2011_hokkaido.pdf

■熱海の森、ブログはじまりました
熱海フォレスター「サトちゃん」が熱海の自然やあれこれを書いています。
http://presenttree.jp/blog/?p=698

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◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

*2011年09月06日(火) 19:00–21:00
「星野道夫の世界」

*9月27日生まれの星野道夫さん。1996年にカムチャツカ半島で熊に襲われ、
死去したことについては、返す返すも惜しまれます。今回は、僕の敬愛する
星野道夫さんの業績をたどります

*申込期限:09月05日(月)

*2011年10月12日(火) 19:00–21:00
「若者たちの農業」

*農業を志す若者たちは、なぜ、どのように農業なのか。山梨の農業法人
「サラボウル」をはじめ、事例を使いながら、農業という仕事を考えます。

*申込期限:10月11日(月)

*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

http://www.env-r.com/contact/er-pm.html

参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
環境リレーションズ研究所
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

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鈴木敦子日記 — ebaerblog @ 10:58 pm

2011.08.22 Monday

何から話そう!環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
○○○..●。。。。○…..●。○。。。●。●○…●○。。

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●目次● 2011年8月20日号

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.1

2.コンビニ弁当は技術の結晶

3.セミナー・イベントご案内

———————————————

◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.1◆

今回から始まります「再生可能エネルギーとスマートグリッド」。前
回まで書いていた「スマートグロウス」とスマート繋がりですが、中
身は大きく異なり、より技術的な側面の強いスマートグリッドはわか
りにくい印象があります。
また、エネルギーに関しては、この度の東日本大震災によって起きた
原発事故を背景に、メディアなどでは原発廃止や、再生可能エネルギ
ーや「自然エネルギー(原子力発電以外の発電方法は基本的に「自然」
の資源を使い、「自然」なプロセスに基づいているため、私はこの呼
び方が嫌いなのですが)」などの話題が多く扱われるようなりました。

例えば再生可能エネルギーに関して、ツイッターなどで強力な影響力
を持つソフトバンクの孫正義氏は反原発の姿勢を明確に示し、太陽光
発電を推進しようと試みています。それをテレビをはじめとしたメデ
ィアが取り上げ、再生可能エネルギーの良さを強調しています。確か
に、今回の震災は原子力発電のリスクを「安全神話の崩壊」という悪
い形で示してしまいました。しかし、太陽光発電をはじめとする再生
可能エネルギーにも大きな問題点があります。

その一つが、太陽光発電などの再生可能エネルギーの議論で常にやり
玉に挙がる、発電量の不安定性です。電気は基本的に貯めることがで
きず、発電量と消費量が同時同量の「ジャストインタイム」で提供さ
れる必要があります。しかし、太陽光発電は日射量に、風力発電は風
量にその発電量が大きく左右されるため、時々刻々と発電量が変動し
てしまいます。そこで電力が足りない際には、火力発電をはじめとす
る発電量をコントロールできる発電施設の発電量を増やし、逆に日射
が強く、発電量が多くなった場合には、何らかの形で余った電力を消
費する必要があります。そこで必要になるのが、今回のもう一つのテ
ーマである、電力の把握、制御を可能にする「スマートグリッド」で
す。 今回の連載では、このスマートグリッドと再生可能エネルギーについ
て考えていきたいと思います。この「スマートグリッド」という仕組
みや言葉が一般的に広まったのは2008年の米国大統領選挙でのオバマ
候補(現大統領)の政策案によるものと考えられます。しかし、この
言葉の定義はきちんと定まっておらず、スマートグリッド推進が計画
されている国ごとの思惑と目的によって異なります。次回からは、ア
メリカ、欧州、そして日本がなぜスマートグリッドに取り組もうとし
ているのか、そしてスマートグリッドの一般的な定義とその目標につ
いて考えていきたいと思います。

実は、私自身この分野に関しては門外漢ということもあり、私も読者
の皆様と共に学びながらの連載ということになります。ですので、で
きるだけ「正しい」情報を載せていく予定ですが、読者の皆様もぜひ
メディアで取り上げられるニュースや、書籍などで今後注目度が高ま
っていくだろう、この再生可能エネルギーとスマートグリッドについ
ての知識を増やしてみてください。また、「ちょっと違うのでは!?
」ということがあれば、私のtwitterアカウント(jinyuu)までご
意見をいただければ幸いです。それでは、次回から再生可能エネルギ
ーとスマートグリッドについて、幅広く考えていきましょう。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

◆2.コンビニ弁当は技術の結晶◆

子どもが2週間入院しました。
私も付き添いで、一緒に病室に寝泊りしてきました。
付き添いは疲れるとよく言われますが、空調のきいた部屋で過ごし、
簡易ベッドも貸してもらい、食べ物はコンビニ食のみですが、不足するということはなく、
おかげさまで楽々2週間を過ごすことができました。

普段はコンビニでお弁当類を買うことが無いのですが、
今回はじっくりとコンビニ弁当に付き合う2週間。
日本のコンビニ弁当の技術に、あらためて舌を巻きました。
(もうご存知の方もおおぜいいらっしゃるでしょうから、今さら恥ずかしいのですが・・・。)

レジ袋や電子レンジにきちんと入る大きさの容器は、
持ち運んでも曲がったりへこんだりしない強度にちゃんとなっている。
中身にも工夫がいっぱい。
5種類の具がそれぞれプラスチックのパッケージやシートで区切られていて、
いざ食べるときまで味が混ざらないようになっている冷やし麺。
固まった麺をほぐすための、めんつゆの他に付いてくる小さな「塩水」のパック。
ご飯にソースがよく混ざるように、直接ご飯にソースが乗っているものもあれば、
混ざり過ぎないようにソースの下に薄いシートが1枚かませてあるものもあり。
少しでもおいしく食べてもらうための繊細な工夫が満載なのですね。
コンビニ弁当は技術と文化の結晶です。
他の国でこんなに至れり尽くせりのパッケージングを考えられる国は無いと思う。

・・・そして、食べた後に残るごみの量もまた、すごかった。
レジ袋をどんなに断っても追いつかないくらい、とにかく出ました!

簡易包装という言葉がメジャーになって久しいですが、
日本の包装文化は本当にシンプルになったのでしょうか?

これだけ細やかな心配りができる技術力と文化を、
包装を減らす方向に使ったら、すごいことが起こると思います。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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■8月27日(土)、28日(日) 森のふしぎ発見!@秋葉原
プレゼントツリーとメダカのコタロー劇団のコラボも!?
ヒノキチップのプールでごろごろしたり、積木でお風呂を作ったり、
20種類の木の種類あてクイズなど
自由参加です♪=>http://www.akiba-agf.jp/eco_fair.html

■9月3日(土) 森のお手入れ「白露の会」@ヤマガラの森
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です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
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*2011年09月06日(火) 19:00–21:00
「星野道夫の世界」

*9月27日生まれの星野道夫さん。1996年にカムチャツカ半島で熊に襲われ、
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*申込期限:09月05日(月)

*お申し込み/お問い合わせ
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参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名

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環境リレーションズ研究所
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鈴木敦子日記 — ebaerblog @ 5:19 am

2011.08.06 Saturday

何から話そう!環境問題

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●目次● 2011年8月6日号

1.スマートグロウスと持続可能性 vol.9

2.不況と環境

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.スマートグロウスと持続可能性 vol.9◆

スマートグロウスと持続可能性の最終回になる第9回。今回は、これ
までの議論をまとめ、総括をしたいと思います。 スマートグロウス
の大きな特徴は、これまで別々に扱われる傾向の強かった持続可能性
の3つのE(経済、環境、社会的平等)を包括的に扱っていることです。
それを達成するためにコンパクトな都市形態や、公共交通を基軸にし
た都市計画などを実現しようとしています。しかし、前回、前々回と
お話ししたように市場主義的なスマートグロウスの政策と社会的平等
の関係は良好なものではなく、また、コンパクトな都市形態そのもの
は持続可能性を必ずしも高めないことから、スマートグロウスが掲げ
ている目標(持続可能性の3つのEの向上)自体は素晴らしいものの、
それを達成するための手法のいくつかの効果には懐疑的にならざる
を得ません。
本連載の第二回目でスマートグロウスの特徴について述べた際、
意図的にその目標と、それを達成するための手法を分けて述べました。
しかし、多くのスマートグロウス関連の政策や文章では、
これらの目標と手法を分けずに語ることが多く見られます。
その結果、コンパクトな都市計画の実現などの本来は目的
を達成するための手法であるはずのものが目的化されているケースが
しばしば見受けられます。 また、それらの政策や文章内では、コン
パクトシティなどの都市形態操作について語られることが多く、
さらに、それに過度な期待を寄せる傾向があります。しかし、
都市形態は社会を持続可能なものにする上でとても重要な要素である一方、
そのたった一つの要素に過度な期待を寄せることは、「スマート」な
こととは言えません。つまり、(1)手法を目的化することが多く、
そして(2)物理的な都市形態操作に集中している現在の形のスマート
グロウスは持続可能な都市の基礎になるものとは言えないでしょう。
また、スマートグロウスをはじめとする市場主義的な政策はそこに住
む人々の趣向を反映する傾向が強く、例えばアメリカなどでは、たと
え公共交通を中心としたコンパクトな町を強制的に作ることができた
としても、現在の生活の中心である自家用車から公共交通への移行を
期待することは難しいと言えるでしょう。つまり、持続可能性を高め
るためには、市場主義的に人々の趣向を反映させるだけではなく、ど
のようにそういった習慣や消費パターンを変えるのかを再考する必要
があります。 そのためには都市形態などのハードな側面だけではなく、
ソフトな側面の重要性についても再考する必要があると言えます。
例えば、政策内容を考える際に住民を積極的に巻き込んでいくなど、
ボトムアップのプロセスを積極的に採用していくことで、政策決定
プロセス自体を人々の習慣や考えなどを改める機会として積極的に
利用していくことが可能です。
つまり、自治体などが中心となって行う規制再編などの
トップダウン的な側面と、住民を巻き込んだ参加型のボトムアップ的
な側面のバランスを取る必要があります。
このトップダウンとボトムアップのバランスを取ることはスマートグ
ロウスだけではなく、多くの持続可能性関連のムーブメントに対して
重要です。このバランスをうまく取ることでNIMBYなどのネガティブ
な影響を最小限に抑え、地域、そして国家が一丸となり、ムーブメン
トの効果を最大限に発揮させることが可能になります。

3月11日に起きた東日本大震災後の復興についての議論も徐々に起こ
ってきていますが、どうも専門家の声が大きく、さらにこの機に乗じ
て復興を政治の道具として利用しようと目論む人々の出現も危惧され
ます。東北を復興していく際にも、復興全体のプロセスを通じて官民
一丸となり、震災以前の状態への「復帰」や「復旧」ではなく、「復
興」を行うことで、これからの日本の、そして高齢化などの問題を抱
える先進国の都市像というものを示していけるのではないでしょうか。

次回からは、震災以後のエネルギー問題で語られることの増えた再生
可能エネルギーと、スマートグリッド含むスマートコミュニティにつ
いて考えていきたいと思います。これらの分野は私にとっても新鮮な
ものなので、至らないところもあるかと思いますが、皆さんと一緒に
勉強していければ幸いです。

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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

◆2.不況と環境◆

米国債の格下げニュースで、経済界がまた騒がしいですね。
不況が続くと、経済活動が低調になるので、
温暖効果ガスがある程度抑えられます。
それ自体は悪いことではないのですが、急に経済が乱高下するのは痛みが大きいので
(温暖化以外のところで困る人がとても増えます)
望ましい抑え方ではありません。

アメリカは借金の額が国の財力に比べて大きく、
近いうちにこうなることは誰もが知っていたところを、
ショックを先延ばしするために、ごまかしごまかし、これまでやってきていました。
それでも、いざ格下げとなったときには、株も通貨も乱高下します。

人間活動である経済さえ、人間の力でコントロールすることができないのですから、
まして環境をコントロールすることは、どんなに難しいでしょうか。

経済にしろ、環境にしろ、ショックを先延ばしにして一気に浴びるよりも
事実をごまかさずに直視しながら、
少しずつ工夫と改善をこらしていくという視点も必要なのではないでしょうか。

具体的にどんな工夫ができ得るものなのか、
今後の経済の動向を(私にしては珍しく)しっかりチェックしながら、
考えていきたいと思います。

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ 「秋葉原エコ縁日」に出展! 8月27~28日@ベルサール秋葉原 ◇◆

遊びながら’自然と環境に関する日常生活に役立つ知恵や技’を、縁日形式で楽し
めるイベントです。会場では先着順で記念品やゲームの景品として、エコグッズ
などをプレゼントします。ご家族でぜひ遊びに来てください!

◆◇ 9月11日 北海道で植樹イベント&森のkinproワークショップ開催! ◇◆

9月11日(日)に、北海道旭川集合/解散の植樹イベントを開催します。
午前中に植樹し、午後には森で拾った材料でお土産作り♪
お土産づくりのワークショップの先生はなんと北海道在住のイラストレーター
Kinproさんです!
KinproさんHP=>http://www.kin-pro.com/jp/index.html

この日をはさんで北海道旅行(旭川動物園?富良野?大雪山トレッキング?)
を計画されてるあなた、オプショナルツアーとして参加してみませんか?

イベントの詳細は↓ページでご案内中です。
http://presenttree.jp/blog/?p=691

また、11日(日)の参加者限定で、前日10日(土)には、北海道のエコツアー・
スペシャリスト「NPO法人ねおす」(http://www.neos.gr.jp/index.html)
のネイチャーガイドがご案内する「天人峡・くるみの沢」めぐりも企画しています
ので、ご興味のある方は、プレゼントツリー事務局までお問い合わせくださいませ。

◆e-mail: information@env-r.com
※件名を「北海道植樹イベント」としていただけると、対応がスムーズです。
ご協力お願いいたしますm(_ _I)m

皆さまのご参加、心よりお待ちしております!

==========================

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

*2011年09月06日(火) 19:00–21:00
「星野道夫の世界」

*9月27日生まれの星野道夫さん。1996年にカムチャツカ半島で熊に襲われ、
死去したことについては、返す返すも惜しまれます。今回は、僕の敬愛する
星野道夫さんの業績をたどります

*申込期限:09月05日(月)

*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

http://www.env-r.com/contact/er-pm.html

参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
環境リレーションズ研究所
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’

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●○認定NPO法人環境リレーションズ研究所からのお知らせ○●
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「何から話そう!環境問題」が携帯からも購読できるようになりました。
携帯から購読を希望する方は、以下の「まぐまぐ」携帯用サイトよりご登録
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【エコアンケートにご協力ください】
Erでは「皆はどう思ってる?」をテーマにエコアンケートを実施
しています。質問は、1ヶ月に一問、月替わりで更新中です。
ぜひご協力をお願いします。
WEBサイト:http://www.env-r.com/ecoenquete.html
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【Present Tree】
花を贈るように、木を植える。ちょっとおしゃれなギフトです。
WEBサイト: https://www.presenttree.jp/
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【環境リレーションズ研究所ボランティア・インターンスタッフ募集中】

環境リレーションズ研究所で様々なプロジェクトや事務を一緒にお手伝い
いただける方を随時募集しています。
詳細こちら:http://www.env-r.com/recruite.html
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「何から話そう!環境問題」は、認定NPO法人環境リレーションズ研究所
が発行しているメールマガジンです。
できるだけ生活に密着した環境問題をわかりやすくお伝えしたいと心がけて
いますが、なにせ視点だけはいっぱしの専門家。(^^;
「そんな話つまらない~!!」「あんたたち専門家ならこんなこと知ってる
わけ?」「もっと他に皆に教えてあげたい環境がある!」「私も発行仲間に
参加したい!」…etc、お咎め、ご意見、なんでも大歓迎です。(^^)v
お便り・お問い合わせ、読者間コミュニティ..にふるってご参加・ご投稿
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鈴木敦子日記 — ebaerblog @ 11:12 am

2011.07.21 Thursday

何から話そう! 環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
○○○..●。。。。○…..●。○。。。●。●○…●○。。

———————————————
●目次● 2011年7月20日号

1.スマートグロウスと持続可能性 vol.8

2.ワンちゃん猫ちゃんのクールビズ

3.セミナー・イベントご案内

———————————————

◆1.スマートグロウスと持続可能性 vol.8◆

第8回目のスマートグロウスと持続可能性。今回は前回に引き続き、
スマートグロウスが都市の持続可能性に及ぼす影響について考えてみ
たいと思います。

前回はスマートグロウスと、持続可能性の重要な要素の一つである社
会的平等の関係について考えました。その中で、市場主義的なスマー
トグロウス政策は必ずしも社会的平等を向上させるものではなく、逆
に社会的不平等を生み出してしまう可能性がある点について指摘しま
した。今回は、スマートグロウスの最も重要な特徴の一つであるコン
パクトシティ的なプランニングと持続可能性の関係について考えます。
スマートグロウスの政策においてコンパクトシティ的な計画は、都市
が環境に及ぼす負荷を軽減し、環境の持続可能性に大きく貢献すると
考えられています。しかし、コンパクトシティの考え方に対して懐疑
的な学者の多くは、コンパクトな都市形態そのものと持続可能性との
関係性は薄く、逆に、ヒートアイランド現象によるエネルギー消費の
増加(エアコン等)などの悪影響が生み出すこともあると警告してい
ます。

元々、コンパクトな都市形態が持続可能性にプラスの影響を及ぼすと
いう考え方は、戦前のコンパクトな都市形態とそれらの持続可能性の
高さに起因しています。実際にそれらの都市は、現在のものよりも持
続可能であったと考えられます。しかし、その理由はコンパクトであ
ったからだけではありません。それらの都市で必要とされる物資は地
元で調達されるために長距離の輸送は必要なく、都市計画自体も土着
的な知恵や技術によって支えられていたため、地理的条件にも適合し
た計画でした。また、都市で求められる労働力も地域内から提供され
ていたことから、それらの労働者を富ませることが直接的に地域の経
済を潤しました。さらに、これらの都市の成長のスピードはゆっくり
であったため、住民がその変化に適応し、さらに自らの意向を社会に
反映するための十分な時間がありました。これらの要因が複合的に備
わっていることによって、戦前の都市の持続可能性は高かったと考え
られます。 しかし、様々な面でグローバルになりつつある現代の社会において、
コンパクトな都市形態そのものが持続可能性に結びつくかどうかは疑
わしいと言わざるを得ません。例えば、これらの都市は化石燃料に依
存し、多くの物やエネルギーは外から輸入されています。また、その
地域とは関係のない「普遍的な」知識や技術によって支えられている
ことが多く、地理的特性を有効的に利用しているとは言えません。そ
して、労働力は(海外なども含む)その地域の外から「輸入」される
ことも多く、労働者の経済レベルの向上が必ずしも直接的に地域の経
済力を高めることに繋がりません。さらに悪いことに、都市密度を高
めるための計画はその地域の歴史を顧みない傾向があり、その結果、
住民が持つその地域への愛着を失う可能性もあります。 つまり、ある
都市同士が国レベル、そしてそれ以上のレベルで互いに
影響を及ぼし合うグローバル社会において、コンパクトな都市形態そ
れ自体がその都市の環境、経済、そして社会の持続可能性に寄与する
かどうかは不確かな部分が多く、コンパクトシティの概念を安易に迎
合する行政の姿勢や、スマートグロウス政策には注意が必要です。

前回からお話ししているように、スマートグロウスを始めとする新た
な政策は、一見すると環境問題を解決し、持続可能な社会へ私たちを
導いてくれるように見えます。しかし、実際にそれらを実施している
都市での調査や、政策のリスクアセスメントを慎重に行ってみると、
多くの問題を抱えていることがわかります。次回は、今回の連載の最
終回として、これまでの議論の総括をしたいと思います。もし時間が
あれば、今までの連載をもう一度通して読んでいただければ、スマー
トグロウスの特徴、抱える課題点、そして持続可能性との関係を簡単
に把握することができると思います。

メールマガジンストック場所:https://env-r.com/blog/?p=1128

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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア

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◆2.ワンちゃん猫ちゃんのクールビズ◆

最近、ペットグッズ市場について調査する機会がありました。
人間界に倣って、ペット業界でも暑さ対策と節電がこの夏のテーマのよう。
水を含ませると涼しくなる洋服や、
ひんやりした感じがするマットなど、
電気を使わずに愛犬・愛猫が気持ちよく過ごせる工夫がいろいろ出てきています。

ただ、ペットのために夏場はクーラー付けっぱなし、というご家庭は多いようです。
今や、犬・猫の7~8割は室内飼い。
原産地や毛の長さによって、暑さ寒さへの強さには差がありますが、
人気犬種のなかには暑さに弱いタイプもいます。
猛暑になると見た目で分かるくらいヘタッとなってしまうので、
「節電しなければいけないのは分かるけど、うちはクーラー必須」
という飼い主さんも多いのではないでしょうか。

私の実家にも、室内飼いの大型ご長寿犬がいます。
気温があまり高くない土地が原産で、しかも長毛種。
夏はかわいそうなくらいぐったりしてしまうので、クーラーは入れっぱなしのようです。
毎年帰省するたびに「この長い毛、刈っちゃえ!」と
飼い主である私の親に言うのですが、
丸刈りには抵抗があるのか、なかなか刈ろうとしません。
長さは残しながら、毛を薄く刈り込んではいるということですが。

現在、犬を飼っている家庭は約18%、猫は11%
(一般社団法人ペットフード協会調べ、外猫を含まず)。
10軒あれば2~3軒は犬か猫を飼っている計算です。
これは単身向けの賃貸マンションなども含めた結果ですから、
2人以上の世帯や一戸建ての住宅になると、飼育率はもっと高くなりそうです。

仮に犬か猫(または両方)を飼っている率を25%とし、
クーラーを付けっぱなしにしている割合を、推測ですがそのうち7割くらいとすると、
全体で17~18%くらいの家ではエアコンを付けっぱなしにしている計算になります。
この数字を、「これくらいなら仕方ない」「ペットの命のためだから仕方ない」
と感じる人も、また「エアコンを我慢してがんばっている人がたくさんいるのに、
許せない」と感じる人もいるでしょう。
でも、付けっぱなしにしなくてもよい方法があればそのほうがよい、とは、
多くの人が思うのではないでしょうか。

そんな中で、犬のスーパークールビズ(かっこよく丸刈りにする)
スタイルも少しずつ浸透してきているようです。
プードルのあの独特のカットは、もともとプードルが猟犬であったときに
機能的(胸や脚は毛で保護し、あとは水中の抵抗を無くすためにカット)だったスタイル。
機能的で、かつ美しければ、それが定番化して残っていくこともありえるのではないでしょうか。
誰か、犬猫の美しい丸刈りスタイル、というか
スーパークールビズ・サマーカットスタイルを流行らせてくれないかな。

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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ 9月11日 北海道で植樹イベント&森のkinproワークショップ開催! ◇◆

9月11日(日)に、北海道旭川集合/解散の植樹イベントを開催します。
午前中に植樹し、午後には森で拾った材料でお土産作り♪
お土産づくりのワークショップの先生はなんと北海道在住のイラストレーター
Kinproさんです!
KinproさんHP=>http://www.kin-pro.com/jp/index.html

この日をはさんで北海道旅行(旭川動物園?富良野?大雪山トレッキング?)
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イベントの詳細は↓ページでご案内中です。
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また、11日(日)の参加者限定で、前日10日(土)には、北海道のエコツアー・
スペシャリスト「NPO法人ねおす」(http://www.neos.gr.jp/index.html)
のネイチャーガイドがご案内する「天人峡・くるみの沢」めぐりも企画しています
ので、ご興味のある方は、プレゼントツリー事務局までお問い合わせくださいませ。

◆e-mail: information@env-r.com
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皆さまのご参加、心よりお待ちしております!

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◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

*2011年09月06日(火) 19:00–21:00
「星野道夫の世界」

*9月27日生まれの星野道夫さん。1996年にカムチャツカ半島で熊に襲われ、
死去したことについては、返す返すも惜しまれます。今回は、僕の敬愛する
星野道夫さんの業績をたどります

*申込期限:09月05日(月)

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・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

http://www.env-r.com/contact/er-pm.html

参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名

*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
環境リレーションズ研究所
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