11月6日(水)、都内某所にて、サスティナブル・ビジネス・ウィメン定期勉強会「これからのサスティナブル東京にむけての意見交換会」が開催されました。当日はサスティナブル・ビジネス・ウィメンのメンバー生みの親でいらっしゃる小池都知事、育ての父である東京大学教養学部客員教授 小林光氏(元環境省事務次官)をはじめ14名が集い、これからの都政について活発に意見交換を行いました。
サスティナブル・ビジネス・ウィメン(SBW)とは
日本の未来のためには、環境を良くすることで経済を発展させ、経済の活性化が環境を改善する『環境と経済の好循環』を作っていくことが重要です。そのためには、「女性のチカラがもっと活用されなければならない!」と、2004年に小池百合子環境大臣(当時)が、環境関連ビジネスに関わる女性経営者や女性オピニオンリーダー10名(第1期メンバー)と共に開いた懇談会から、「環境ビジネスウィメン」が発足。このグループはその後も「サスティナブル・ビジネス・ウィメン(SBW)」として活動を続けており、定期的な意見交換会をはじめ、公開シンポジウムやブリーフィングの開催なども行ってきました。当団体理事長である鈴木も、SBW事務局長として活動の一翼を担っています。
開催にあたり
顕在化、頻発化、そして増大化する異常気象、インバウンド過多によるオーバーツーリズム、超高齢都市に備えたケアシステム、少子化対策と女性の真の利活用、長引く円安による物価高、強くしなやかな首都づくり…等、成熟した都市である首都東京がサスティナブルな社会の形成に向けてクリアしなければならない課題は盛りだくさんです。
7月に再選された小池都知事を囲み、「世界に先んじて“サスティナブルな先進首都”を実現するために、SBWとしてどのように都政サポートができるのか?」について、具体的な意見交換をする場として開催の運びとなりました。
当日の様子
意見交換会の冒頭では、まず鈴木より「DO! NUTS TOKYO」若者アンバサダーが実現させた東急電鉄のポスターをご紹介いたしました。
DO!NUTS TOKYOは、東京都環境局とサステナブルライフスタイルTOKYO実行委員会が共同で運営しているソーシャル・イノベーション・プラットフォームです。年に一度行われるアイデアピッチ大会には、小池都知事にもご出席いただき、若者アンバサダーとの対話を行っていただいています。
続いて、小池都知事から都政や環境政策の現状についてお話をいただきました。
続いて、13名の参加者が順番に「これからの小池都政に期待すること」をプレゼンしていきます。
・株式会社五十嵐商会 代表取締役社長 五十嵐和代氏(SBW)
・Value Frontier株式会社 代表取締役 梅原由美子 氏(SBW)
・環境省 中部地方環境事務所 地域適応推進専門官 大庭みゆき 氏(SBW)
・立命館大学日本バイオ炭研究センター 客員教授 大和田順子 氏(SBW)
・ジャーナリスト Circular Economy Hub 編集部パートナー 木村 麻紀 氏(SBW)
・株式会社クレアン 代表取締役 薗田 綾子 氏(SBW)
・株式会社環境ビジネスエージェンシー 代表取締役 鈴木 敦子(SBW事務局長)
・株式会社銀座いせよし 代表取締役 千谷 みゑ 氏(SBW)
・福岡女子大学国際文理学部環境科学科 エコライフスタイル学研究室教授 豊貞 佳奈子 氏
・参議院議員 吉川 ゆうみ 氏
・環境省大臣官房政策立案総括審議官 中尾 豊 氏
・篠 計画工房 篠 節子 氏
・東京大学 先端科学技術研究センタ― 東京大学教養学部客員教授 小林 光 氏
それぞれのビジネスに関わる内容や、母として感じること、世界や日本の動きに対して…等々、様々な視点から提言がなされました。小池都知事も、全ての内容をしっかりと受け止めてくださっていました。
SBW定例会へのご参加、誠にありがとうございました。地球沸騰時代に突入し、緊迫した世界情勢が続くなか、世界をリードするサスティナブル先進首都・東京を実現するために、これからも頑張ってまいります。引き続き、SBWの活動にご注目ください。