補正予算案の待機児童対策についてNHKニュースから取材を受けた。
丁寧に対応したつもりだったが、放映されたのは「こんなに惨めで可哀想な弱者
(待機児童ママ)がいるんだから保育園を増やせ」といわんばかりの浪花節的な
冴えない映像。(ーー;
なので、ちょっと弁明。
言いたかったのは、「保育園不足=待機児童問題」だけで捉えずもっと柔軟に、
例えば保育園に入れない人にはベビーシッター料金を所得控除する等、多面的な
施策を同時並行的に考えていかないと間に合わない、ということ。
付け焼き刃で「保育園を増やしましょう」「そのためには基準撤廃してしまいま
しょう」なんてことやっていったらいつまでも保育園を増やし続けなければなら
なくなる。
間違ってほしくないのは、待機児童を持つ親は「保育園が欲しい」のではない。
「保育園に入れなくとも、ビジネスと育児を合理的に両立させる選択肢」
が欲しいのである。