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生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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●目次● 2010年6月5日号
1.上海にアメンボはいない?
2.【pacoの目×ecoの芽】026 CO2排出、大幅減
3.手の届く自然体験ビジネス
4.セミナー・イベントご案内
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◆1.上海にアメンボはいない?◆
現在放送中の上海と日本を舞台にしたとあるドラマで、
アメンボは環境指標生物だという話が出てきました。
残念ながら、上海は開発も進み、水質も綺麗でないためアメンボがいない、
ということがストーリーの中で語られていました。
ここ数年、上海の目覚ましい開発スピードは頻繁にメディアでも
取り上げられていて、中国の経済力の象徴のように紹介される
ケースも見受けられます。
西洋建築の建物が立ち並ぶ一角のお洒落なレストランなど、
グルメやファッションの面でも注目されていますね。
私は6年前に一度行ったことがあるのですが、超高層ホテルや
外資系ホテルが立ち並ぶ地域では、ここは中国?と
今までの中国のイメージが覆されるほどでその街の勢いに圧倒されました。
その一方、少し街を外れると、今度は昔からの屋根の低い住居が
立ち並ぶ地域があったり、普通の商店街のような一角があったりと、
急速に開発が進む街の表と裏のコントラストが印象的だったのを思い出します。
高速道路は、ラッシュ時は渋滞で、交通量もかなり多いようでした。
大都市の上海は、確かに、環境という面でまだまだこれから
解決するべき問題があるのかもしれません。
上海では今「国際博覧会」が開催されていますが、会場内の「日本館」では
日本の環境関連技術や取り組みが多く紹介されています。
日本の誇る技術力が、中国の大都市の環境改善に広く生かされれば、
と期待したいと思います。
上海でのアメンボ目撃情報、お待ちしています。
(独)情報処理推進機構 環境指標となる生き物 – 水生昆虫と水生植物
http://www2.edu.ipa.go.jp/gz2/f1dou/f1sdm1/IPA-suiseikontyu.htm
2010年上海国際博覧会日本館公式サイト
http://shanghai.expo-japan.jp/jp/
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桑原礼子/環境リレーションズ研究所
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◆2.【pacoの目×ecoの芽】026 CO2排出、大幅減◆
敬愛する安井至先生のウェブサイト「市民のための環境学ガイド」に
興味深い記事が載りました。
「中長期ロードマップヒアリング 05.15.2010」
http://www.yasuienv.net/Hearing.htm
この中に、2009年、日本のCO2排出が大幅に減り、
京都議定書の約束削減量である1990年比-6%に対して、
あと0.6%削減で目標達成できる、と言うものでした。
え?なんで???
上記サイト見れば、答えは簡単。景気悪化と、燃料代の高騰です。
日本のGDPがマイナス成長になっているので(2008年度 -3.7%、2009年度 -1.9%)、
エネルギー使用量も減って当然ですが、
そこに加えて燃料の高騰が聞いているわけです。
現在は原油価格は比較的落ち着いていますが、じょじょに価格が上がっていて、
ガソリン価格でいえば、昨年後半は120円前後まで下がったのに、
今は150円近い価格になっています。
ガソリン代が上がれば、クルマの利用は控えられ、運輸部門からのCO2は削減される。
さらに、プリウスなど低燃費車の普及や省エネ型住宅の普及なども
じょじょに聞いてきていることが示唆されています。
今、経済対策をかねて、エコ商品への買い換え促進が進められていますが、
再び景気が上向いたときに、これがどのぐらい効果を発揮しているのかが
示されると思いますが、そのあたりの分析も安井先生グループが
たくみにやってくれそうで、たのしみにしています。
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本稿は知恵市場における渡辺パコの連載を出典としています。
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渡辺 パコ
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◆3.手の届く自然体験ビジネス◆
子ども時代に自然に触れたり、子ども同士で遊んだりした体験が豊かなほど
学歴が高く、大人になってからの収入も多い――。
独立行政法人・国立青少年教育振興機構が、そんな調査結果を発表した。
(5月25日、朝日新聞)
この調査によれば、「海や川で泳ぐ」などの自然体験をした子どもは
学歴も高く、年収も高くなる傾向があるということです。
本当かどうかはともかく、子どもが自然といっしょに育たなければ
「環境を守らなければ」という気持ちは芽ばえにくいでしょうから、
自然体験をさせたいと願う親が増えるのは、いいことですね。
さて、先日、子どもの夏休み向けの旅行チラシが折り込まれていました。
開いてみてびっくり。
子ども向けのエコツアーが、なんと充実していること。
山で拾ったものを使った工作や、畑での収穫体験、
テントを張って火をおこしてのキャンプに、カヤッキングなどなど。
大人向けのツアーパンフレット顔負けです。
料金も、観光ツアーと比べてそんなに高くない。
ふだん自然と縁遠いところに住んでいる家族が、
「子どもを自然に触れさせたい。でも何をしたらいいか分からない」
というとき、こういうツアーはありがたいでしょう。
リピート客も獲得できそうです。
過疎に悩む離島が、中学生向けの離島生活体験ツアー(修学旅行)で
大人気を博して再興したニュースを見たことがありますが、
「田舎」や「自然」が手の届くビジネスになる時代が、やってきています。
私も、子どもがもう少し大きくなったら
ヤマガラの森、早く行きたいなあ・・・。
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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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3.セミナー・イベントご案内
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◆◇ 「ヤマガラの森」小暑の会 2010年7月17日(土) 実施のお知らせ ◇◆
「Present Tree in南八ヶ岳」では里山「ヤマガラの森」で月に一度、
保全活動を行っています。
Present Tree「ヤマガラの森」寄付者はもちろん、植林ボランティア、
山仕事をやってみたい方なら、誰でも大歓迎です。
おひとりさまでもグループでも、お気軽に・・・。
*詳細とお申し込みはこちらから
http://pacolog.cocolog-nifty.com/yamamori/
(7月14日頃までにご連絡ください)
※雨天・荒天の場合は中止です。
お申し込みをお待ちしています。
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◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆
環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。
*2010年6月16日(水) 19:00–21:00
「環境問題解決のための合意形成をどうつくるか?」
*草津町と妻恋村では地熱発電をめぐる対立がおき、
どちらも自然や未来を考えているのに、
ものごとが進まないという事態が生まれています。
環境問題に取り組むには、人々の合意形成が不可欠。
そのための会議の手法、論理思考の使い方を考えます。
*申込期限:6月15日(火)
*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。
http://www.env-r.com/contact/er-pm.html
参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料
定員:20名
以下エコ・エグゼクティブ講座今後の予定
(日程内容等変更になることもあります。随時メルマガやHPでご確認
ください。)
■2010年7月13日(水) 19:00–21:00
「エタノール燃料は有効か?」
*トウモロコシやサトウキビから作るエタノールをガソリンに混ぜて使えば、
CO2削減になるといわれていますが、それはホント?
日本はどうして使わないのでしょうか?
バイオ燃料のメカニズムについて学びます。
■2010年8月21日(土) 13:00–17:00 ←夏休みなのでエコエグはありません。
※「ヤマガラの森」立秋の会にお出でください。
■2010年9月13日(月) 19:00–21:00
「原発の危険–核のゴミと廃炉リスク」
*原発は、事故が怖いと言われています。
CO2削減の潮流で原発開発が進められていますが、
なぜ原発が問題なのか、
核のゴミと廃炉のリスクをベースに考えます。
■2010年10月20日(水) 19:00–21:00
「森をつくって魚を育てる?」
*いま日本では漁業関係者が陸に上がって森をつくる活動をしてます。
なぜ漁師が森をつくるのでしょうか。
森をつくると、魚が育つメカニズム。
■2010年11月11日(木) 19:00–21:00
「スマートグリッドとは何か?」
*新しい電力とエネルギーのインフラとして、
米国で実証実験が進む「スマートグリッド」。
従来の送電線網とどう違うのでしょうか?
■2010年12月13日(月) 19:00–21:00
「生物多様性とは何か?」
*CO2削減、温暖化防止と並んで、注目されつつある「生物多様性」。
これっていったい何? 目的はなんなのか。
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環境リレーションズ研究所
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