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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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☆★☆★☆~ 環境広場さっぽろ2010 ~ 出展のお知らせ ★☆★☆★
認定NPO法人環境リレーションズ研究所が、未来の地球とエネルギーを
考える総合環境イベント「環境広場さっぽろ」に今年も出展します。
ぜひブースに遊びにいらしてください!お待ちしています。
日程:2010年7月30日(金)~8月1日(日)
場所:アクセスサッポロ (北海道 札幌市)
詳細URL:(アクセスサッポロHP内)
http://www.axes.or.jp/ecosapporo_2010/announce/index.html
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●目次● 2010年7月20日号
☆ 環境広場さっぽろ2010 出展のお知らせ ☆
1.製紙業界の海外植林
2.来ないエレベーターのイライラの秘密
3.セミナー・イベントご案内
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◆1.印刷産業と環境◆
環境リレーションズ研究所では、プレゼントツリーという森林再生プロジェク
トを実施していることもあり、紙を扱う企業との交流も少なくありません。
今回は、製紙業界の植林活動への取り組みから、海外植林をテーマにご紹介
したいと思います。
日本の製紙業界では、1990年代から本格化した海外植林を中心に植林を続け
ており、2008年末現在で国内外の植林面積は65万ヘクタール(2008年時点)
近くあります。その内訳も、国内植林が15万ヘクタールに対して、海外
植林は約50万ヘクタールと、海外植林の割合は大きいものになっています。
さらに、日本製紙連合会では2012年度までに、植林面積を70万ヘクタールに
するという目標を掲げています。ちなみに、70万ヘクタールという面積は、
例えると琵琶湖の約10倍強ほどの広さです。(琵琶湖は65,602ha)。
日本政府は日本の温室効果ガス排出量を1990年比で2020年までに
25%削減すると表明しており、エネルギー多消費型産業である製紙業界として
は積極的な対策が求められている立場と言えます。
そのような中、製紙業界としては、当然この植林活動によるCO2吸収の実績を
温暖化対策への貢献として最大限、活用していきたいはずですが、現状では、
海外植林への取り組みが地球温暖化対策に貢献しているという主張はほとん
どしていないといいます。理由としては
(1)権利の主張が伐採の中止に結びつく懸念がある
(2)植林する前の土地利用状況の証明など認証手続きの複雑さ
(3)当事者では困難な植林相手国との交渉
(4)CO2吸収量の算出や検証にかなりの費用を必要とし、費用対効果が期待でき
ないといった事情があるようです。
民間企業のCO2吸収源クレジットを政府レベルで正式に承認する仕組み
としては植林CDMがありますが、承認プロセスのハードルが高く、時間もかかる
という意見があり、また地方自治体の独自の制度や環境省のJ-VERなどの
仕組みでは、国内の森林を対象としているため、海外植林は該当せず
評価に含めることができないという現状もあるといいます。
このような状況のなか、新たな取り組みとして、海外植林地のCO2・蓄積量を
検証し、認定する制度の構築に向けての仕組みづくりが日本製紙連合会に
おいて始まっています。
次回、この認証制度の中身について少しご紹介したいと思います。
参考情報)
テックタイムス6月環境対策ガイド号
http://www.st-times.co.jp/pulp_mokuji.htm#201006
海外植林地におけるCO2吸収・蓄積量評価認証システム制度構築に関する調査報告書
http://www.jopp.or.jp/research_project/industrialplantation/2010/20100711_co2.html
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桑原 礼子/環境リレーションズ研究所
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◆2.来ないエレベーターのイライラの秘密◆
「運転本数を減らして省エネ」を目指している、職場のエレベーター。
6台のエレベーターがあるうち、朝夕以外は、
うち2台ずつだけを順番に運転しています。
これが、びっくりするほど来ない。
呼んでから5分待つのも当たり前。(エレベーターの5分って長いですよ!)
どんな運転プログラムなのか知らないのですが、
隣のフロアに3台が空いて止まっているのに、それは動かず、
最上階からゆっくり降りてくる1台を待ってようやく開くという有様。
急いでいるのに切れそうな顔をして待っている人々の顔が
エレベーターホールでは1日中見られます。
たぶん、省エネ運転モードみたいなものがプログラムの中にあって、
それを選んでるんだと思いますが。
省エネは大切なのですが、イライラの最大の原因はたぶん、
「どれくらい省エネになっているのかを見せてくれない」
ことにある、と思っています。
もし、エレベーターの扉にでも
「省エネ運転でCO2を50%削減しています」
とでも書いてあれば、ちょっと我慢しないといけないのは仕方ないな、
とでも思いようがあるのですが。
すっかり定着してきたマイバッグ持参の習慣だって、
「レジ袋を断ったら2円OFF」というふうに、
数字で効果が分かるようにしたから定着したんだと思います。
わが社のエレベーターを反面教師として、
これからは、人に省エネを説くときには、
「どれくらい効果があるのか」をちゃんと伝えていくつもり。
・・・それにしても、来ないなぁ・・・。
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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆
◆◇ 2010市民による生物多様性への提言・ダイアログカフェ」 ◇◆
◇◆ 7月27日(火)実施のお知らせ ◆◇
ダイアログカフェとは、“小集団対話による政策提言の合意形成”を意味
します。今回のダイアログカフェでは、日本と世界の生物多様性のための
「市民による生物多様性政策への提言」を作ることをめざします。
奮ってご参加ください。お申し込みをお待ちしています。
日時場所: 2010年7月27日(火)10:30~16:00(開場 10:00)
場所: 新宿御苑インフォメーションセンター (東京)
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=8360&hou_id=7383
主催: 一般社団法人環境ビジネスウィメン
協力: 環境省
お申し込み&お問い合わせ:下記のメールアドレス宛てにお知らせください。
desk@sustena.org (サステナデスク)
※定員60名、先着順です。
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◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆
環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。
*2010年9月13日(月) 19:00–21:00
「原発の危険–核のゴミと廃炉リスク」
*原発は、事故が怖いと言われています。
CO2削減の潮流で原発開発が進められていますが、
なぜ原発が問題なのか、核のゴミと廃炉のリスクをベースに考えます。
*申込期限:9月10日(金)
*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。
http://www.env-r.com/contact/er-pm.html
参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料
定員:20名
以下エコ・エグゼクティブ講座今後の予定
(日程内容等変更になることもあります。随時メルマガやHPでご確認
ください。)
■2010年10月20日(水) 19:00–21:00
「森をつくって魚を育てる?」
*いま日本では漁業関係者が陸に上がって森をつくる活動をしてます。
なぜ漁師が森をつくるのでしょうか。
森をつくると、魚が育つメカニズム。
■2010年11月11日(木) 19:00–21:00
「スマートグリッドとは何か?」
*新しい電力とエネルギーのインフラとして、
米国で実証実験が進む「スマートグリッド」。
従来の送電線網とどう違うのでしょうか?
■2010年12月13日(月) 19:00–21:00
「生物多様性とは何か?」
*CO2削減、温暖化防止と並んで、注目されつつある「生物多様性」。
これっていったい何? 目的はなんなのか。
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◆◇ 「ヤマガラの森」小暑の会 2010年8月21日(土) 実施のお知らせ ◇◆
「Present Tree in南八ヶ岳」では里山「ヤマガラの森」で月に一度、
保全活動を行っています。
Present Tree「ヤマガラの森」寄付者はもちろん、植林ボランティア、
山仕事をやってみたい方なら、誰でも大歓迎です。
おひとりさまでもグループでも、お気軽に・・・。
*詳細とお申し込みはこちらから
http://pacolog.cocolog-nifty.com/yamamori/
(8月18日頃までにご連絡ください)
※雨天・荒天の場合は中止です。
お申し込みをお待ちしています。
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環境リレーションズ研究所
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●○環境リレーションズ研究所からのお知らせ○●
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しています。質問は、1ヶ月に一問、月替わりで更新中です。
ぜひご協力をお願いします。
WEBサイト:http://www.env-r.com/ecoenquete.html
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花を贈るように、木を植える。ちょっとエコロジーなギフトです。
WEBサイト: https://www.presenttree.jp/
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環境リレーションズ研究所で様々なプロジェクトや事務を一緒にお手伝い
いただける方を随時募集しています。
詳細こちら:http://www.env-r.com/recruite.html
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