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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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・-・-・-・-・植樹体験ツアーのおしらせ-・-・-・-・-・
こんにちは。プレゼントツリー事務局です。
大切な自然である森林、その森林の再生活動を継続している私たち環
境リレーションズでは、今年の植樹体験ツアー第一弾目を山梨県笛吹
市「はなの森」で実施します。
今回はエコツーリズムのスペシャリスト、リボーンさんとのコラボが
実現しました。ツアーの詳しい内容は、下記URLをご覧ください。
○プレゼントツリーブログ:
http://presenttree.jp/blog/?p=681
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●目次● 2011年4月5日号
※.植樹体験ツアーのおしらせ
1.スマートグロウスと持続可能性 vol.1
2.節電を学びの機会に
3.セミナー・イベントご案内
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◆1.スマートグロウスと持続可能性 vol.1◆
このたびの東北地方太平洋沖地震の被災者および関係者の方々に、心
よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆
様に対し、謹んでお悔やみ申し上げます。平常通りに活動を行うこと
が、そのようにできる者の役割であると思い、今回からは予定されて
いた「スマートグロウスと呼ばれる都市開発形態と持続可能性の関係」
についてお話しします。その中で前連載の「生物多様性と都市」とは
少し変わった視点から都市の持続可能性について考えていきたいと思
います。
おそらく読者のみなさまでスマートグロウスの事をご存知の方はいらっ
しゃらないかと思いますが、スマート○○という言葉を耳にする機会
は最近増えてきたのではないでしょうか。例えばiPhoneなどをはじめ
とする「スマートフォン」であったり、「スマートグリッド」と呼ば
れる送電網や電気自動車などを組み合わせることで生まれる「スマー
トシティ(コミュニティ)」であったり、さまざまなスマート○○が
あります。今回からお話しするスマートグロウスは、これらよりも少
し古く、2000年頃からアメリカを中心に地理学者や都市計画家の
間で広まった概念です。
ではスマートグロウスとは一体どういったものなのでしょうか。端的
に言ってしまえば、スマートグロウスは日本の都市計画でも近年取り
上げられるコンパクトシティと似通ったコンセプトです。20世紀の
中ごろからアメリカの多くの都市では人口の増加や交通手段(特に車)
の変化、そして郊外の安い地価などを原因に郊外化が起こり、大きな
社会問題になっています。例えば、都市拡張による都市周辺環境の破
壊、長時間通勤やそれに伴う渋滞の悪化、車依存による幼児喘息や肥
満の増加、インフラ拡張費用や維持管理費用の増大など、郊外化は多
くの社会問題の原因の一つと考えられています。
これら多くの悪影響を軽減するために考えられたのがこのスマートグ
ロウスという概念です。スマートグロウスは環境保護や、経済発展、
そして平等な社会の構築を同時に達成することを目的としています。
もちろんスマートグロウスよりも前にこれらの目標を掲げた政策や概
念はありましたが、同時にすべての目標を達成することを掲げたムー
ブメントはスマートグロウスが初めてではないかといわれています。
この概念を掲げ、多くの環境団体や地方自治体、計画家などが都市の
持続可能性向上を目指しています。しかし、スマートグロウスの概念
を現実社会に適応するためには乗り越えなければならない多くの課題
点があります。さらに、スマートグロウスの概念を取り入れた町にお
いて予期せぬ結果を招いている、といったことも報告されています。
このように今回の連載では様々な角度からこのスマートグロウスとい
う概念が都市の持続可能性を高めていくために適しているのかを考え
ていきます。次回はスマートグロウスという概念についてより詳しく
お話ししたいと思います。もちろんできるだけわかりやすくお話をし
ていきますが、予習としてコンパクトシティについてウィキペディア
などで調べてみると次回からの記事の理解ももっと深まりますので、
ぜひ調べてみてください。
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神内 佑大/環境リレーションズ研究所
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◆2.節電を学びの機会に◆
節電で少し薄暗くなった東京都内。
都内の私の職場も、ビルを挙げて節電に励んでいます。
今のところ、電力使用量の削減率は6%だそうです。
内訳は、
・空調を1日1時間短縮。
春になって気候も良くなってきましたし、問題なし。
・照明の間引き。執務室も人が少ないところは消灯し、廊下は完全消灯。
暗いのを嫌がる人もいるけど、実際は問題なし。
・エレベーターの半数を停止。残りの半数でなんとか回す。
10分待ちはザラ(困る)。私の職場は22階なので。
みんなが「10分前行動」を心がけるようになった。
・トイレ暖房便座停止。
最初は嫌がる人が少しいたが、慣れれば問題なし。
「空調時間が短い、長くしてほしい」「寒い」「暗くて困る」などの苦情は、
総務にまったく入っていないそうです。
我慢できる範囲内だったようです。
さて、この6%を大きいと見るか、小さいと見るか?
私は小さいと見ます。
いまの電力事情を考えたら、もっとやれ~!の気分です。
ほかのビルもこれくらいはやっているところが多いと思われますが、
これで6%とは、この程度の節電ではぜんぜん足りないということです。
最低でもマイナス25%を目指して、
本当に困って困って困るくらいまで減らす経験をしたほうが、
身を以って電力のありがたさを学ぶことができ、
事態が落ち着いた後の、長い目での省エネにも
つながってくるのではないでしょうか。
でないと、電力不足が解消されたらまた私たち、元に戻っちゃいます。
病院や福祉施設など、本当に24時間電力が必要なところに
きちんとエネルギーをまわし、
削れるところはとことん削っていけるメリハリの知恵を、
社会としてつけることができていきますように。
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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆
◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆
環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。
*2011年04月14日(木) 19:00–21:00
「低温熱利用」
*工場などで廃熱として捨てられる低温の廃熱。これをどう利用するか、そ
の利用技術と利用促進が、温暖化防止の大きなカギを握っています。
*申込期限:04月13日(水)
*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。
http://www.env-r.com/contact/er-pm.html
参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料
定員:20名
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環境リレーションズ研究所
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いますが、なにせ視点だけはいっぱしの専門家。(^^;
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