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何から話そう! 環境問題

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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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Present Tree × 東北グランマのXmasオーナメント

プレゼントツリーでは、東日本大震災被災地復興プロジェクト“REVIVE
JAPAN”の一環として、「東北グランマオーナメントプロジェクト」を
応援しています。

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●目次● 2011年12月5日号

※ お知らせ

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.8

2.国の枠組みと私たちの枠組み

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.8◆

第8回の今回は前回に引き続き、スマートグリッド導入に必要な技術につい
てお話ししていきたいと思います。技術についてはスマートグリッドを構成
する要素が非常に幅広く存在することから、説明が少し長くなってしまって
いますが、これまで別々に考えられていた要素がスマートグリッド内でどの
ように働き、また関連しているのかを皆さんにご理解いただければ幸いです。

さて、今回はスマートグリッドを構成する上で必要な5つの技術のうち、残
り3つの要素、「送電ロスを減らす高温超伝導などの送電網」、「分散型発
電するための課金・管理システム」、「分散化された送配電網のセキュリテ
ィと信頼性向上のためのソフト」についてお話ししたいと思います。まず、
「送電ロスを減らす高温超伝導などの送電網」ですが、これは低温下では電
気抵抗がゼロになるという超伝導現象を利用し、送電ロスを減少させること
で、発電した電気を無駄にすることなく利用することを可能にする技術です。
また、近年では超電導を比較的高温(摂氏マイナス163度)で超電導現象
を起こすことのできる製品も開発され、導入障壁も下がりつつあります。例
えば、この超電導ケーブルをデータセンターなどの小規模で大量の電力を使
用する施設で利用することで、トータルで約4割の消費電力量削減が可能で
あると言われています(諸住 2010)。

次に、「分散型発電するための課金・管理システム」も必要になります。以
前、スマートメーターと呼ばれるスマートグリッドの中核的装置によって家
庭などの電力使用量の見える化が可能になるとお話ししました。そして、こ
の見える化によって需要家自身が自らの電力使用量を把握し、自ら節電する
ことや、スマートメーターと連動する家電を利用することによって、自動的
に節電することも期待できます。さらに、これに分散型発電で生み出される
電力も加えることで、時々刻々と変わる発電量・消費量に合わせてリアルタ
イムで変わる料金システムを構築し、電力需要の多い時間の電気料金を高く、
そして少ない時には低くすることで、電力のピークカットを推し進めること
が可能になります。

最後に「分散化された総配電網のセキュリティと信頼性向上のためのソフト」
についてですが、以前お話ししたように、スマートグリッドは「供給側と需
要側の双方向性を持つ、電力と情報の新しいインフラ」であると考えられる
ことから、これまで以上の多くの情報が双方向でやり取りされることになり
ます。例えば、上記の消費量や発電量などの情報が情報インフラ上を絶え間
なく駆け回ることになります。それにより、個人情報の流出や、継統制御シ
ステムへのハッキングなど、情報インフラからのサーバー攻撃のリスクが飛
躍的に増大することとなります。これらの幅広いリスクに対応するため、ハ
ード・ソフト両面でのセキュリティ向上が求められます。

つまり、スマートグリッドはただ単に発電や送配電を行う施設・設備などの
ハードを整備するだけでなく、情報のやり取り、分析、提供などを行うため
の通信技術やアプリケーションなどのソフトの発展も必要不可欠であり、裏
を返せば、それだけ多くのビジネスチャンスが存在しているということでも
あります。次回は、スマートグリッド構築によって新たに生まれるであろう
ビジネスチャンスについてお話ししたいと思います。

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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.国の枠組みと私たちの枠組み◆

COP17が開催中です。
各国の利害が摺り合わされています。
まるで、ギリギリと擦り合う音が聞こえてくるようです。

政治的な意図や、経済界の利益によって
地球環境の将来が振り回されている様子は、ハラハラものですね。
私たちや子どもたちの未来はどうなるんだろう、と心配になってしまう。

ただ、このような構図は今に始まったものではありません。
歴史を振り返れば、例えば戦争が始まるときにそれを決めるのは
いつでも政治界や、政治界に影響を与える経済界でした。
国民の生活や未来は、いつもそれに振り回されていたのでした。

(政治界にも、「戦争するのが国民のため」という
なんらかの理屈があったのかもしれないけれど・・・。)

歴史に逆らうのは難しい。
となると、私たちは国のリーダーたちにある程度の期待はしつつ、
根本的には、リーダーたちが変わることを願うよりも
リーダーたちに頼らない、自分たちの「枠組み」を考えていくべきかもしれません。

歴史が大きく変わるとき、震源地はいつもリーダーではなくて民衆でした。
フランスで革命を起こしたのも民衆。
黒人の自由のための闘争を起こしたのも民衆。
私たちにも、歴史を変える力があるかもしれません。

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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

*2011年12月21日(水) 19:00–21:00
「ダムを撤去できるか?」

*民主党政権になって「中止」が決まったものの、現地はもめている川辺川ダム。
一方、米国では稼働していたマチリアダムが撤去されました。
ダムを造る、ダムを撤去する。その意味を考えます。

*申込期限:12月20日(火)

*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

http://www.env-r.com/contact/er-pm.html

参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名

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環境リレーションズ研究所
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