Newsお知らせ

何から話そう! 環境問題

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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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・「さくら守くらぶ311」スタートしました。
■東北被災地の津波到達地点に桜のラインを植えていくプロジェクトの支援に参
加しませんか?個人でも複数人でも参加できます。
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■熱海の森の植樹ボランティア募集! 4月15日(日)
詳しくはこちら:
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・二つのツアーを行いました!
■さんむ日向の森植樹イベント 3月4日(日)実施
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■宮崎県高原町新燃岳復興祈念植樹ツアー 2月25日(土)~26日(日)
1日目:http://presenttree.jp/blog/?p=733
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●目次● 2012年4月5日号

※ お知らせ

1.Sustainability in English vol.2

2.気候変動と個人の知恵

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.Sustainability in English vol.2◆

前回から連載が始まりました、「Sustainability in English」。この
連載では、環境および持続可能性関連の英語の書籍から、私が面白いと思っ
た文章を引用し、その和訳、およびコメントをまとめます。

それでは第二回目の文章を紹介したいと思います。今回はSenge、Smith、
Kruschwitz、Laur、そしてSchleyによって書かれた「The Necessary
Revolution – How Individuals and Organizations Are
Working Together to Create a Sustainable World」からの引用
です。

“Buckminster Fuller used to say that if you want to teach
people a new way of thinking, don’t bother to teach them.
Instead, give them a tool, the use of which will lead to
new ways of thinking.” (Senge, et al., 2008: 744)

「バックミンスター・フラーは、もし人々に新しい考え方を教えたいと思っ
たら、わざわざ教えてはいけない。その代わりに、使うことによって新しい
考え方に(自然と)導くような道具を彼らに与えなさい。とよく言っていた。」
(括弧内筆者加筆)

バックミンスター・フラーは20世紀半ばに思想家、建築家、発明家、詩人
などとして幅広く活躍した人物です。特に、人類、そして地球の持続可能性
の向上にいち早く注目し、哲学的に、そしてデザイン的にそれを具現化した
ことで有名です。例えば、エネルギーの効率的な利用を可能にする自立的な
ドーム型(球体)の建築を提案し、その一つの形として「ジオティック・ド
ーム」を設計しています。

彼のそれらの提案に貫徹するものが、上の引用にあるような考えであるよう
に思います。教えるによって「知識」を与えるのではなく、使わせるによっ
て「経験」を与え、新しい考え方をより身近に感じさせます。さらに、意識
せずとも自然と使えるような形でそれらの道具を提供することによって、抵
抗の少ない形で新たな考え方を浸透させることができます。例えば、前回連
載をしていたスマートグリッドも、ある種、市民が意識せずとも自分の生活、
そして環境へのインパクトを軽減できる「道具」であると考えることができ
ます。

これまでの社会が持続不可能なものであるとするならば、持続可能な社会を
実現するためには、これまでの考えを改める必要があります。そのためには、
フラーも言っているように新たな考えを頭ではなく、5感すべてを通して理
解、そして体得できるような提案をしていく必要があるのかも知れませんね。

今回の引用書籍: Senge, P, et al. (2008). The Necessary
Revolution – How Individuals and Organisations Are
Working Together to Create a Sustainable World.
New York: Doubleday. (Kindle Edition)

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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.気候変動と個人の知恵◆

「爆弾低気圧」というセンセーショナルな呼び名がまさにふさわしかった、
突然の春の嵐。
みなさま、ご無事でしたでしょうか?

誰も経験したことのなかった強風。
観測史上初、という地点も、多かったようですね。

今でさえ、極端に暑かったり寒かったり、おかしな年が続いていますが、
気候変動が進んでいくにつれ、
これまで経験したことのなかったことが増えていくと言われています。
(今回の嵐が、気候変動のせいであったかどうかはさておき。)

人間は知恵を使って、気候に対応することを学んでいくのかもしれませんが、
それまでには大変な痛みと悲しみを経験していかなければなりません。
痛い目に遭わないうちは、本気にならないのが私たちだからです。
冷害の夏でも育つ米は、悲しい餓えの歴史があったからこそ開発されました。
台風でも壊れない家は、悲惨な災害の経験を経て、作られてきました。

社会が気候に対応することを学んでいくのを待つ間、
自分の痛みと悲しみを減らすためには、
個人的に知恵を使わなくてはいけないのかもしれません。
例えば、強い風が来ることが分かっているときには
電車に乗らなくてもいいよう、何日も前から調整してみるとか、
ベランダの飛んでしまいそうなものを押さえておくとか。
特別なことでなくても、できることはいろいろあるはず。
その日になって急に慌てるのではなく、
前もって準備しておく癖をつけたほうがよいかもしれません。

そして、私たちよりももっと厳しい気候変動の時代を生きていく子どもたちにも、
生きのびるための知恵を与えていきたいものだと、思わされます。

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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

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次回の講座の日程は未定です。
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環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

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環境リレーションズ研究所
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