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●目次● 2012年4月20日号
※ お知らせ
1.Sustainability in English vol.3
2.民主主義下でのトップダウン
3.セミナー・イベントご案内
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◆1.Sustainability in English vol.3◆
英語で書かれた持続可能性や環境関連の書籍の和訳と私のコメントをお伝え
する「Sustainability in English」の第三回目。今回は、David
Owen著の「Green Metropolice ー Why Living Smaller, Living
Closer, and Driving Less Are the Keys to Sustainability」
からの引用です。
“The crucial fact about sustainability is that it is not
a microphenomenon: there can be no such thing as a
“sustainable” house, office building, or household
appliance, for the same reason that there can be no such
thing as a one-person democracy or a single-company
economy … Sustainability is a context, not a gadget or
a technology” (Owen, 2009)
「持続可能性に関する決定的な事実は、それが個別の現象ではないというこ
とである。「一人の人間による民主主義」もしくは「一つの会社による経済」
というものが存在しないのと同じ理由で、「持続可能」な家やオフィスビル、
電気器具などというものは存在しない。持続可能性は(それを成り立たせて
いる)コンテクストのことをいうのであって、単一の道具や技術のことを指
すのではない。」
サステナビリティや持続可能性という言葉は、近年、良くも悪くも様々な場
面で使われています。上記の訳の中でも言われているように、持続可能な◯
◯と呼ばれる商品やサービスも数多く生まれてきています。例えば、エコハ
ウスなどの持続可能な家などには太陽光発電やエコ給湯器、電気自動車用の
充電器などが備え付けられており、理想的には建物単体でエネルギー的に自
立することが可能です。しかし、ある地域におけるエネルギー消費の総量は
ある家庭(群)だけではなく、例えば、食料の輸送や、その家庭(群)を支え
るためのインフラなどを含む、様々なコンテクストによって決定されます。
Owen氏も著書の中で述べているように、環境にとって良い印象をと見られる
郊外の自立的エコハウスでの生活よりも、環境に大きな負荷をかけていると
思われているニューヨークのマンハッタンでの生活の方が世帯当たりの環境
負荷は実際のところ少なくなります。それは、多くの人たちが狭い地域にコ
ンパクトに集まり、資源・エネルギーを共有しているからです。つまり、
「マンハッタン」というコンテクストが、その地域の生活の持続可能性を高
めていると言えます。
このように、持続可能な◯◯と呼ばれる商品やサービスにであった際には、
どういった状況(条件)でそれらをつかえば本当の意味での持続可能な社会に
近づいていけるのかを、広い視野に立って考える必要があると言えるでしょ
う。
今回の引用書籍: Owen, D. (2009). Green Metropolice –
Why Living Smaller, Living Closer, and Driving Less Are
the Keys to Sustainability. London: Penguin Books
(Kindle Edition)
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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.民主主義下でのトップダウン◆
今週、似たような二つの記事を読みました。
ひとつは、いま首都圏などで心配されている、
地震に弱い「木造密集地域」への対策について。
古い木造住宅が残る地域では、建替えも難しく、耐震化や不燃化がなかなか進まないため、
建替えに同意しない人がいたら、都が土地を強制収用してでも
対策を進めるつもりだとのこと。
これに対し、こんな強引なやり方は難しいのでは、との懸念の声も出ているそうです。
もうひとつは、新型インフルエンザに対する政府の対策についてのものです。
新型が発生すると、知事の指示で、外出の自粛や集会の制限ができるよう、
法案が作られているところです。
これに対して「集会の自由が制限されすぎるかもしれない」と
日本弁護士連合会が意見を出しています。
(昔、日本では集会の自由を制限して、いろいろあったから・・・。)
建替えも集会の制限も、たくさんの人の命がかかっていることを思えば
「少しくらい強制的でも、やって当然では?」と部外者としては思ってしまいますが、
制限される本人にとっては、すんなり受け入れがたい事情や心情があるのです。
そこに配慮すると、全体の計画がうまくいかず。
でも、そこに配慮をするのが民主主義。
温暖効果ガスを排出したり、森林を伐採したりするのも、
全体主義的に、強制的にストップすることができるのだったら、
環境問題対策はある意味、今よりもずっと速く進むかもしれません。
そして多くの人の命が、そのために救われるかもしれません。
でも、過去に日本は全体主義の歴史の中で、多くの人の命を奪ってきました。
その時代へ逆戻りすることは許されない、と考えられています。
木密対策や、新型インフル対策が、今後どのように進むのかに注目されます。
多くの人を動かして、環境保全という目的を達成していくためのヒントが
そこに隠されているかもしれません。
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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆
◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆
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次回の講座の日程は未定です。
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環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。
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環境リレーションズ研究所
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