平成20年7月18日
各 位
特定非営利活動法人(内閣府認証)環境リレーションズ研究所
甲府市長
中央森林組合
やまなし森づくりコミッション
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
より多くの人が気軽に参加できる環境貢献の場を提供します!
Present Tree for 四季の森 × 甲府市 × 山梨県 やまなし森づくりコミッション
~春夏秋冬楽しめる四季の森づくりプロジェクトをスタート~
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
本日、NPO法人環境リレーションズ研究所(東京千代田区 理事長:鈴木敦子 以下:Er)と甲府市(市長:宮島雅展)、中央森林組合(山梨県甲府市 組合長:山本良雄)、山梨県やまなし森づくりコミッション(会長:内田健 県緑化推進機構会長)は、連携して「Present Tree for 四季の森」プロジェクトをスタートすることに同意し、調印しました。
本プロジェクトは、春夏秋冬問わず、日本の素晴らしい四季折々の樹々や自然が楽しめ、動物も人も集まる森づくりを目指し、Erが企画・運営する全国民参加型の植林活動PresentTree®の仕組みを活用して森を育てていくプロジェクトで、甲府市は、このプロジェクトが円滑に実施されるよう、関係者を指導し、交流促進に努め、また中央森林組合は、本プロジェクトに必要な調整を行い、森の整備保全活動を適法かつ適正に実施して参ります。
「やまなし森づくりコミッション」は、企業や団体、県民参加の森づくりを推進するため、こうした森づくり活動を支援する組織として、昨年8月に設立されました。以降、9件の企業・団体の森のコーディネートを行ってきましたが、企業単独の森林整備ではなく、個人の方も気軽に森林整備活動に参加できる形での協定は今回が初めてのケースとなります。
Erでは、このやまなし森づくりコミッションの取組に賛同し、健全な森づくりを推進するとともに、森林や林業へ多くの注目を集め、継続的に楽しく森林再生を行うことを目的に、このプロジェクトが人々の地球環境保全活動への参加や興味のきっかけとなるよう“Present Tree for 四季の森”を企画・運営し、本日より参加募集を開始しました。(図1参照)
「Present Tree for 四季の森」では、1口3500円で山梨県甲府市内で行う植林プロジェクト(1本分)に参加できます。参加費用は植栽や森林の保育管理など1本1本の樹が大きく生長するために使用され、伐採後未植栽地であった山に誰もが楽しめる四季の森を再生します。また、参加した証として申込者には実際の樹にもついている“樹の識別番号”が記載された「植林証明書」が発行され、この証明書は大切な人への贈り物としてプレゼントすることもできます。現地視察ツアーの開催も予定しており、プレゼントした相手と一緒に森に見に行くことも可能です。
第1回の植栽は、2008年の秋に予定しており、現地にて森林教室等を開催します。
これまでにも、PresentTreeでは北海道、南九州、南八ヶ岳などの国内の森林再生や里山保全を目的とした植林プロジェクトを進めており、現在までに約37,000名が参加、約17,000本の樹を植林しました。Erでは、今後も森林再生を必要としているエリアにおいて、“植林”という切り口で気軽に参加できるエコアクションを提供して参ります。また、個人、企業を問わず、この活動に賛同いただける方を随時募集しています。
PT for 四季の森への企業の参加第一弾は三菱地所リアルエステートサービス株式会社様で、同社のパーキング事業「パーキングエコロジーネットワーク PEN」の収益の一部で植林活動を支援していただきます。(パーキング事業の詳細については、添付資料をご参照ください)
===調印式当日の模様===
左から宮島甲府市長、当研究所鈴木敦子、有限会社三玄堀内代表取締役、中央森林組合山本組合長
、やまなし森づくりコミッション内田会長
==============
◆Present Tree(プレゼント・ツリー)とは? URL:https://www.presenttree.jp/
“Present Tree”は、植林した苗木の植林証明証書を、メッセージと共に届けたい相手に贈る、というものです。樹を植えて、森が再生されることにより、二酸化炭素の削減による地球温暖化の防止や生態系の保全、水源涵養、土砂災害の防止など森林の持つ公益的機能の回復を実現します。また、植林活動を「プレゼント」という行為に絡めることで、贈った人も贈られた人も気軽に環境貢献に参加する機会を得ることにもなります。
プレゼントされた樹がオフセットするCO2は樹種によっても異なりますが、1年間で約11kg~20kgと推定されています。あくまで目安でしかありませんが、少しでも“地球温暖化対策や森林再生に貢献した証”として意識してもらうことで、今後のアクションのきっかけとなることを期待しています。
◆Present Tree for 四季の森 https://www.presenttree.jp/shiki
Present Tree for 四季の森。それは、日本の四季折々の多彩な魅力を発揮する森づくりを目指して樹を植えること。「Present Tree for 四季の森」は、自然を愛するあなたにかわり、豊かな恵みをもたらす地に“贈り物に樹を植える”プロジェクトです。植林は広葉樹(ホオノキ、コナラ、ヤマザクラ、カエデ、ヤマツツジ)を中心に、針葉樹(ヒノキ)も交え、将来的に針広混交林の生態系豊かな森となるよう育てていきます。
四季の森は、景勝地として名高い御岳昇仙峡を含む「御岳昇仙峡水源の森」にほど近い山々の中に位置し、元々はアカマツを主体とした天然林が広がっていました。周辺には武田信玄公に由来し「武田の杜」と慕われる丘やフナ釣りで有名な千代田湖があります。四季の森に立つとその先には甲府盆地が見渡せ、自然の緑と都市で構成されたまるで絵画のような景色が一望できます。このような自然と人間との調和を末永く保つため、四季の森では行政や林業専門家と一体となって活動していきます。
四季の森づくりを行う山梨県は、約8割が森林に覆われている緑豊かな森林県です。良好に保全、管理された森林は、豊かな自然やおいしい水の源として首都圏に住む人々にも恵をもたらす貴重な財産です。しかし、近年、木材価格の低下による林業の停滞や山村地域の過疎化、高齢化により手入れ不足の森林が目立ってきました。また、人と森林の関わりが希薄になってきた今、里山の生態系や野生動物の生息状況にも変化の兆しがあります。このような状況を放置せず、この緑豊かな森林を守り、育て、次世代に引き継ぐためには、私たちの英知をもってそのきっかけ作りをしていく必要があるのです。自然の恵み豊かな未来のために、そしてその地に集まる虫や動物、人のために。未来に贈るエコアクションです。
以上
※本件については、本日下記の記者クラブに資料を配布させていただいております。
・林政記者クラブ
・農林記者会
・環境省記者クラブ
・環境省記者会
<参考資料>
■商号:特定非営利活動法人環境リレーションズ研究所
■役員構成:理事長 鈴木敦子
副理事長 金子篤史
理事 針谷博史
監事 渡辺パコ
事務局長 中村志保
■住所: 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町1-14ウキガイビル7階
■電話: 03-5283-8143 FAX: 03-3296-8656
■URL:http://www.env-r.com
■設立:平成11年10月~任意団体としてスタート。平成15年9月、内閣府より認証を受け、全国展開を前提とした特定非営利活動法人となる。
■技術者等の情報
環境計量士、作業環境測定士、環境カウンセラー、環境マネジメント審査員補、不動産鑑定士、不動産カウンセラー、薬剤士、特定毒物管理士、第二種放射線取扱主任者、乙種上級鉱山保安職員、統計士、第二種情報処理技術者
■業務協力先:公的機関、シンクタンク、環境調査企業、製造業等
■報道関係者からの本件に関するお問合せ先
(植林活動及びPresentTree®に関する問い合わせ先)
NPO法人環境リレーションズ研究所
担当: 中村志保
TEL: 03-5283-8143
E-mail: information@env-r.com(ご連絡の際には”@”を半角にして送信ください)
(やまなし森づくりコミッションの事業に関する問い合わせ先)
やまなし森づくりコミッション
担当: 事務局:(財)山梨県緑化推進機構
TEL: 055-226-6279
このページに掲載されているプレスリリースその他の情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過または様々な後発事象によって変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。