日頃からPresent Tree(以下PT)を応援してくださっている皆様はじめまして、佐藤隆太と申します。
現在私たちは日頃からPTをサポートしてくださっているみなさまに少しでも現地とのつながりを感じていただくべく、プロジェクトチームを発足し現地を再度訪れ我々のパートナーとしてPTを作り上げている方々をレポートしています。私はそのレポートチームの撮影担当をしております。
今回はPT in 南九州で二カ所目の植栽地となる高原町を訪れ、現地の方々とお会いし、植樹祭に参加してきました。簡単ではありますがご報告させていただきます!!
鹿児島空港から車で約1時間ほど走った宮崎県高原町が今回の目的地。高原町は人口11,000くらいの小さな町ですが、天孫降臨の土地として知られる高千穂峰があったり、全国で39箇所しか認定されない「日本一美しい村」連合に加わっていたりと、とてもユニークで自然豊かな町なんです!それもその通り、 国立公園である霧島火山群をはじめとして総面積の50%が山林であり、町には自然公園や御池、その周辺の森など自然豊かな町。普段都会生活をしている私たちは生き返る思いでした。
また私たちが訪ねた日はちょうど高原町の伝統芸能である「神楽」の日。保存協会会長のお宅にお邪魔させていただいて手打ち、保存料一切なしのおそばと焼酎での歓迎を受けました。多謝!この1年に一度の神楽の日には、町のたくさんのお宅が町を訪れた人々を家に招いてごちそうを振る舞うのだそうです!びっくり!!
http://www.town.takaharu.lg.jp/modules/contents11/index.php?content_id=16
私たちがお邪魔した会長のお宅にもたくさんの町の方々が。そこでみなさんにいろいろ町のお話を聞きました。やはり他の地方都市と同様、企業の誘致もなかなか進まず仕事の種類もたくさん選べるという訳ではなく、それ故に若い人材は町を離れてしまい町の自然を守っていく担い手も育たないとのこと。しかし自治体の建造物にはある一定量の地元の間伐材を利用することを義務づけたり、バイオマスの利用を推進していったりと新しい取り組みも始まっているとのことでした!そんな話をきいた私たちは、このプロジェクトをもっともっと広めていかねば、とあらためて使命感を燃やしたのでした。
晴天に恵まれた二日目の朝、高原町の植樹祭に参加。たくさんの地元の子供たちもかけつけてくれ和気あいあい、しかし真剣に未来の高原町の水源となる森をつくる第一歩を踏み出しました。高原町の子供たちは元気いっぱい。チームに分かれて植樹作業を行ったのですが、当初予定していた時間よりも遥かに早い時間で準備していた200本の苗木を植え終えてしまいました。これには地元の森林組合の方々もびっくり。新しいジェネレーションの力は偉大です!
撮影担当の私は彼らに気に入られたのか、高原町キッズとも打ち解け、最終的にはなぜか戦場カメラマンというあだ名がついていました。彼ら曰く「都会には行きたくない。高原が大好き!」とのことです。高原町の将来をしょってたつ人材ですね!!!
お昼に炊き出しのおにぎりと猪汁(おいしかった!!)をごちそうになった後はいよいよ西諸地区森林組合の専務理事平奈緒美さんにお話をうかがう機会をいただきました。このPT in 南九州を始めることができたのも、平さんのご協力のおかげ。 森林組合以外にも地元の森林ボランティア中心メンバーとして活躍される平さんは宮崎県の林業や森林再生には造詣が深いのです。また宮崎の森林をどうにか元気にしていきたい、自分の世代で終わりにしたくないという強い思いがあり、その様子は樹パーソンインタビューで見ることができます(今後アップしていきます!)
私たちの思いももちろんそうですが、このように全国各地に自分たちの森をなんとかしたい!という熱い思いを持った方々あってのPTなのだな、と現地を訪れる度に実感します。 もうすでにPTをご支援いただいている方も、 これからご支援したいとお考えの方も、ぜひ樹パーソンインタビューをご覧になってみてください!あつい思いが伝わるはずです!!
これからも各地のレポートを続けていきたいと考えておりますので、みなさま引き続き応援よろしくお願いします!
Present Tree レポート撮影担当 佐藤隆太