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何から話そう! 環境問題

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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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・ボランティアを募集しています!

■熱海の森の植樹ボランティア募集! 4月15日(日)
詳しくはこちら:
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・二つのツアーを行いました!

■さんむ日向の森植樹イベント 3月4日(日)実施
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■宮崎県高原町新燃岳復興祈念植樹ツアー 2月25日(土)~26日(日)
1日目:http://presenttree.jp/blog/?p=733
2日目:http://presenttree.jp/blog/?p=734

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●目次● 2012年3月20日号

※ お知らせ

1.Sustainability in English vol.1

2.一人暮らしの環境負荷を小さくする

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.Sustainability in English vol.1◆

今回から始まります「Sustainability in English」。この連載では、
環境および持続可能性関連の英語の書籍から、私が面白いと思った文章を引
用し、その和訳、およびコメントをまとめます。一般的にはなかなか英語の
書籍に触れる機会がそれほどないと思いますので、皆さんの新たな刺激にな
れば、と考えています。

それでは早速今回の文章を紹介したいと思います。今回はトーマス・フリー
ドマンの「Hot, Flat, and Crowded 2.0」から、人間の集団行動の特
性についての抜粋です。

“A biologist … noted that bees, ants, and termites,
though not very smart individually, display high
intelligence collectively and… People seem just the
opposite.”
(Amory’s remarks quoted in Friedman, 2008: 9759)

「蜂や蟻、シロアリは個体としてはそれほど賢くはないが、集団になるとと
ても高い知性を示す、とある生物学者は言及しています。そして、人間はこ
れとは全く反対の傾向を見せます」

環境問題に対する意識は、様々な企業、団体、政府そして個人の働きかけに
よって、近年非常に高まってきています。その結果、個人的に環境に対して
何か貢献をしたい、もしくはすでに行動を起こしている人は少なくありませ
ん。この傾向は日本だけではなく、ほとんどの先進国や多くの発展途上国で
見られます。しかし、コモンズの悲劇(「複数の人間が私欲に基づき個別に、
そして合理的に行動する場合、それが長期的には誰の利益にならないにもか
かわらず、結果的に共有資源の枯渇を招いてしまう」というジレンマ)の例
が示しているように、人間は種全体の利益を考えて行動する、ということが
遺伝的に苦手なようです。

これまでも文明の盛衰には地域資源の豊かさや枯渇が大きく影響を及ぼして
いました。例えば、いくつかの古代文明は、木材を中心とした周辺の資源を
使い尽くしたことにより滅びています。現在は、このような地域規模ではな
く、地球規模で資源の枯渇や異常気象がおき、種の存続の危機に瀕している
と言えます。この問題に立ち向かうためには、これまで苦手としてきた「種
としての最適解」に基づいた行動が求められます。つまり、種として進化を
遂げることで苦手を克服し、個別の人間としてだけではなく、集団としての
知性の高さを示していかなければいけません。その可否が今後の地球環境に、
そして人間の存亡に大きく影響を影響を及ぼすことでしょう。

今回の引用書籍:
Friedman, T. (2008).
Hot, Flat, and Crowded 2.0:
Why We Need A Green Revolution ―
And How It Can Renew America.
New York: Farrar, Straus and Giroux.
(Kindle Edition)

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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.一人暮らしの環境負荷を小さくする◆

東京都の一世帯あたりの人数が2を割り込み、1.99となったという報道がありました。
1つの家族に人が2人いない、つまり単身世帯が増えたことによるものです。
単身世帯と言えば、学業や仕事のための一人暮らしというイメージが強いかもしれません。
ここへ、非婚率が上がり、長く一人暮らしをする人が以前より増えたことや、
子どもと同居しなかったり、子どもがいなかったりする高齢者の一人暮らしが増えたことで、
平均人数が減っているのが今のトレンドです。
東京とは特に単身世帯が多いエリアですが、同じ傾向は日本全体で見られます。

単身世帯が増えると、実は、環境負荷は大きくなります。
冷蔵庫、テレビ、エアコンなど、
同居人がいれば一緒に使う家電機器を、1人1台持つようになるため
日本全体での台数が増えるためです。

台数が増えることを止めることができないとすると、
今後は、1人用の機器で、1台あたりの環境負荷の小さいものが
求められてくるようになりそうです。

さらに、別のもので家電機器を代用することが始まるかもしれません。
例えば、少し前まで当たり前のように誰もが加入していた固定電話は、
若い一人暮らしの世帯では、すっかり携帯電話に取って代わられました。
(今では結婚しても固定電話を持たない若い家族も増えていますね。)
同じことが、ほかの家電機器にも起こったらおもしろいですね。

単身世帯の割合は今後も増えていく、と予想されています。
そして、人口構成の変化は、ビジネスチャンスを生み出します。
住まいや、住まいで使うエネルギーについても
今後、思いもかけない大きな変化が生まれてくるかもしれません。

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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

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次回の講座の日程は未定です。
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環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

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環境リレーションズ研究所
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