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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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3月4日(日)「さんむ日向の森」で植樹イベント開催!
千葉県山武市の「さんむ日向の森」では、
自然と共生する「循環」の森づくりをしています。
植樹イベントに関してはこちら:
http://presenttree.jp/blog/?p=732
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●目次● 2012年1月20日号
※ お知らせ
1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.11
2.世間の関心、個人の関心
3.セミナー・イベントご案内
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◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.11◆
終盤にさしかかってまいりました、第11回目の「再生可能エネルギーとスマ
ートグリッド」。前回から、スマートグリッドを導入する際に、さらに、ス
マートグリッド関連ビジネスを促進させていく際に生じるであろう課題点に
ついて考えています。前回はその中でも、スマートグリッドを導入する際の
課題、特にコスト面についてお話ししました。
今回は、スマートグリッド関連ビジネスを促進させていくことによって生じ
るであろう課題点について考えていきたいと思います。スマートグリッド関
連ビジネスを進めていく上での課題点の一つは、個人情報の扱い方です。ス
マートグリッドの大きな特徴として、消費者単位や地域単位でのエネルギー
消費の最適化が挙げられます。この最適化を徹底するためには、幅広い企業
や運営団体間での各家庭の電力消費量の情報をはじめとする個人情報の共有
が必要になります。さらに、それらの個人情報を活用したマーケティングや
プロモーションを可能にすることで、割引サービスなどを含めた広告戦略を
行うことも可能になり、幅広い業態の企業を含めた形でスマートグリッドを
盛り上げていくことが可能になります。
しかし、これらの情報は個人情報そのものであり、むやみに共有することは
できません。そのため、個人情報のオープン化については法整備も含めた徹
底したルール作りや、消費者の理解を得るための周知活動などが必要不可欠
になります。
上記の課題点に関連するものとしては、サーバー攻撃に対する不安がありま
す。次回お話しする予定の「技術の標準化」が進み、インターフェースが標
準化されていくにつれ、サーバー攻撃に対する脆弱性が上がるのではないか
と懸念されています。それによって、発電施設から一般家庭に至る経路のど
こかでハッカーが侵入し、様々な操作を行う可能性があります。さらに、各
家庭の電力消費状況が漏洩することによって、在宅状況などを把握されてし
まう可能性もあります。
スマートグリッドは「ITと電力網の融合」であると言われていますが、それ
故にこれまでクローズドであった情報を多くの企業・団体間でやり取りされ
ることになるため、個人情報の取り扱いやセキュリティに関しては慎重にシ
ステム作りをしていく必要があります。次回はグローバルな視点でスマート
グリッド関連ビジネス内の競争を勝ち抜いていくための課題点について考え
ていきたいと思います。
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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.世間の関心、個人の関心◆
ときどき福島県の地方紙のサイトをチェックしています。
これを書いているいま現在、そのサイトに大きく載っている記事は11本。
うち、震災・原発関連の記事は、7本(うち6本が原発)。
日によっては、原発関連の割合がもっと多いときもあります。
同じ日・同じ時刻に、某大手全国紙のサイトをみると
大きい記事は11本、うち震災・原発関連は0本でした。
その1つ下の大きさの記事になると、68本中9本と、増えてきていますが
やはり福島県で取り上げられる割合からは大きく下がります。
良い・悪いではありません。
地方紙と全国紙では、規模も読者層も目的も異なるので、
同じ事柄でも扱いが違うのは当たり前と言えます。
この場合、原発や震災は福島では「今、ここで起こっている問題」であるのに対し、
全国レベルでは「過去に、一地方で起きた問題」として
捉え直されつつあると言えるでしょう。
あるいは、そう考えないと前に進めないから、という事情もあるのかもしれません。
(たとえば、「今、ここで」意識が強すぎると
事故処理のための東京電力の値上げは、非常に受け入れられにくくなります。)
さて、一方で、この1年で環境問題に関する記事は
すっかり鳴りを潜めました。
2008年の洞爺湖サミットの年は、新聞を開いてもテレビをつけても
環境、温暖化、エコ、等々がすぐに目に飛び込んできていたものです。
先ほどの全国紙では、今では、よほど大きなニュースが無い限り
環境の話題は、ウィークリーの「環境」特集ページで見かけるくらいです。
原発事故も、私は「今、ここで」問題だと思っているのですが、
環境問題はさらに、どう考えても「今、ここで」問題。
どこに住む誰にとっても「過去、一地方で」起きた性質のものではないはずです。
新聞で記事が大きく取り上げられれば、読者も大きな関心を持ち、
記事が小さければ、読者の関心も小さくなります。
そして、読者の関心が大きければ記事も大きく、小さければ小さくなっていき、
双方が影響し合いながら、大きいものはより大きく
小さいものはより小さくなっていくのではないでしょうか。
環境の記事も、もっと大きく載せてほしいなあ、と思いつつも、
かんたんに全国紙に言うことを聞いてもらうことはできません。
世間の関心を高める努力を一方ではしながら、
個人レベルでは、関心を大きく持つ仲間を1人でも多く増やしていくことも
今私たちがやらなくてはならないことなのでしょう。
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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆
◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆
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次回の講座の日程は未定です。
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環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。
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環境リレーションズ研究所
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