Newsお知らせ

何から話そう!環境問題

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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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●目次● 2009年12月20日号

1.エコプロダクツ展に行ってきました

2.【pacoの目×ecoの芽】016エコポイント、書類がめんどう

3.個人の力、組織の力

4.はみ出し主婦のエコ(?)日記「~みんなの心がけでは解決しない?~続編」

5.セミナー・イベントご案内

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★☆ ~(お知らせ) プレゼントツリーネクタイ ★☆
プランタン銀座にてクリスマスシーズン限定販売しています ~

“カーボンオフセット”がついためずらしいネクタイ。
そして、ネクタイ10本につき1本のプレゼントツリーの木が国内に植わります。
プランタン銀座にて、12月25日までのクリスマス期間限定でプレゼントツリー
ネクタイを販売しています。場所は、本館1階ファッション雑貨売場です。
お近くにお越しの際には、ぜひお立ち寄りください!
Erブログより)
https://env-r.com/blog/staff2/2009/12/11/presenttree_2/index.php/9/cat67/cat77/
★☆
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◆1.エコプロダクツ展に行ってきました

毎年12月に東京ビッグサイトで開催されている環境の一大イベント「エコプロ
ダクツ展」に先週行って参りました。

会場は東京ビッグサイトというだけありとても広く、人、人、人、で広い会場
は思った以上に混んでいました。スーツを着た社会人が多いのかと思いきや、
小学生や中学生の団体さんも環境教育の一環で来ていて、さらに賑やか。グル
ープで楽しそうに会場の中を廻っている学生と何度もすれ違いました。私が学
生のころはまだそんな行事はなかったのですが、最近は、こういった社会見学
もあるのですね。学生向けに趣向をこらした展示を用意している企業ブースも
ちらほらとあり、学生も楽しめるだろうなと思いました。将来やってみたい事
が見つかる生徒もいるかもしれませんね。

お昼時にフードコートに行くと、そこにはいくつかのお店が並んでいて、それ
ぞれにオーガニック素材を使ったお弁当やサンドイッチ、サラダ、スイーツな
どを販売していました。私はおにぎりを買ったのですが、梅干はどこ産、お米
はどこ産などの説明が書いてあり、オーガニック素材へのこだわりが感じられ
るパッケージになっています。お弁当も手作り感が満載で、美味しそうでした。
会場はとにかく混んでいるためテーブルは合席だったのですが、向かいに座っ
ていた2人組みの女性グループの一人は、なんとベビーカーを横に付けて赤ち
ゃんに持参したベビーフードを食べさせながらランチをしていました。ビッグ
サイトでベビーカーという組み合わせは新鮮でした!こういう光景が見られる
のも、エコがテーマの展示会だからなのかなと思いましたが、子育て中の女性
でも気軽に社会との接点を持ち続けられる場があるのは良いことなので、今後
こういう機会が増えていって欲しいと思います。

出展企業はとにかく数がたくさんあり内容も多種多様でしたが、全体を通して
みると、バイオマスなどのエネルギーに関するものや、リサイクルがテーマと
して多かった気がします。生物多様性に触れたプレゼンもいくつか見かけまし
た。生物多様性については、来年10月開催のCOP10に向けてこれから広がって
いくテーマになりそうです。

来年のエコプロ展は、12月9日(木)~11日(土)の開催がもう決まっているよ
うです。入場は無料なので、興味のある方は気軽に足を運んでみてはいかがで
しょうか?

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桑原礼子/環境リレーションズ研究所
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◆2.【pacoの目×ecoの芽】016エコポイント、書類がめんどう◆

自民党政権の置き土産のように始まったエコポイント。省エネ家電などを買うと、一定
額に相当するポイントを還元してくれるという制度で、基本的には「筋がいい」施策だ
と思います。

ものを買い換えさせても、大量消費につながって意味がない、という批判もありますが
、現実には、エアコンにしても冷蔵庫にしても、古くなって調子が悪くなれば、買い換
える必要があるわけで、今回対象になっているのは、「ポイントがもらえるから、無理
してでも買おう」という種類の製品ではなく、ポイントがもらえるなら、このタイミン
グに買い換えてしまおう」という、もともと潜在需要があったような買い換え需要です
。買い換えることで、一定以上の省エネ効果が期待できるものだけが対象ですから、エ
アコンで言えば、10年近く使っていれば、いまの機種と比べれば、消費電力は30?60%も
削減できるはず。しかも自動メンテナンス機能が付いているものの多いので、フィルタ
ーを掃除しなくても長期間にわたって性能が保てるものが多い。となると、今買い換え
ることで、向こう10年近くは、省エネ機能を先取れることになります。

これに対して、デメリットは比較的少なく、買い換えの場合は、リサイクル法の対象に
なっているものが多いので、再資源化も進められ、ムダも現代の技術水準で考えて最小
限で済みます。

また、この制度の最も重要な点は、景気対策になる点で、消費を刺激し、先取ることで
、冷え込んだ景気を下支えすることが可能です。

本来であれば、省エネ製品の買い換え促進は、時限措置ではなく、継続すべきことで、
電気代に炭素税をかけて、その税金を省エネ製品の価格低減かポイント還元に使うのが
よい方法です。この方法を、「Goods減税、Bads課税」と呼びます。環境に悪いものに課
税し、よいものに税を回すわけです。・・・

○続きはこちら
http://www.chieichiba.net/blog/2009/11/by_pacopacoeco016.html#more

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本稿は知恵市場における渡辺パコの連載を出典としています。
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渡辺 パコ
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◆3.個人の力、組織の力◆

残念だったCOP15。
完全決裂、という最悪の結果をまぬがれたことを喜ぶべきでしょうか。
ことし1年、前向きな動きもいくつかあって
希望を持って年を越せそうかと思っていたのに。
予想されていた結果とはいえ、やっぱり落ち込んだ暖冬の年の瀬です。

でもこんなときは、落ち込まずに、奮い立たないとね。
誰か私を励まして~!!

さて、各国のリーダーたちが思うように動いてくれないときは、
自分にできることをとりあえずやるしかありません。
湯たんぽ、エコバッグ、自転車通勤・・・
自分ひとりのがんばりは、地球規模で見れば小さいけれど、
あきらめずに。

そしてもうひとつ。
こんな時こそ、組織で動くことが大切かなと思うのです。
1人では1人分の力しか出せないけれど、
2人なら5人分、
10人なら100人分の影響力を持てるのが組織の強みです。
どんな小さな力でも総動員しなければならない、今だから。

会社やグループの力を、未来に向けて動かしてみたい時代です。

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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆4.はみ出し主婦のエコ(?)日記
「~みんなの心がけでは解決しない?~続編」 ◆

先日、
「みんなの心がけでは解決しないゴミ問題」という
田中優さんの文章を読んでこのブログで虚しさを訴えた。

我ら家庭人がたとえゴミをゼロにしたとしても
国全体の1/27の量しか減らせない、という事実が
書いてあったからだ。

ところが、その後周囲にそれをもらしたら
ある人が「あら?家庭ゴミってごみの7割を占めるって
聞いたことがあるけど・・・?」と言った。

~そういえばそうなのだ~。

私にもおぼろげながらそんな記憶が蘇ってきた。
市の広報誌かなんかで見たんだったっけなぁ…
「家庭ゴミって結構影響大きいんだね」
とそんな風に感じたことがあった。

で、ちょっとだけ事実を確かめてみようと思って調べてみた。
(以下、数字は環境省HPより検索して抜粋)

その結果、どっちがホントとかウソということでなく
どこを土俵にして話をしているかで数字が違ってきたようだ。

まず、ゴミは

産業廃棄物と一般廃棄物に分けられる。
(平成18年度総排出量:産業廃棄物は 約4億1,850万トン、
一般廃棄物は5204万トン)←(1)

さらに一般廃棄物は、事業系ゴミと生活系ゴミに分けられる。
家庭ゴミとは、この生活系ゴミを指している。
事業系ゴミと生活系ゴミの割合は、
地域にオフィスや店舗が多いか少ないかで割合が変わってくる。

全国平均で言えば、ざっと生活系7割、事業系3割といった感じらしい。←(2)
東京はオフィス・店舗が多分最も多く、
生活系が約3.3割、事業系が約6.6割という数字になるらしい。←(1)

以上の(1)より、田中優さんの「家庭ゴミが全体の1/27」は
これは、産業廃棄物も含んだ、東京での数字としての実態、

(2)より「家庭ゴミ7割」は、一般廃棄物内での家庭ゴミの全国平均の割合、

ということがわかった。

ゴミ全体の大部分を占める産業廃棄物は

業種別排出量:上位6業種で総排出量の約8割。
種類別排出量:上位3品目で総排出量の約8割。

という実態があり、上位になんらかの対策をすれば
大きく削減できる可能性もありそうな数字。

情報があふれる今だからこそ、情報を自分の身に引き寄せて
正確に読み解くワザ(「リテラシー」と言うのかな?)
が相当必要になってくる。

ということで、家庭ゴミについての我が家の方針は
「なんら変わりない」(=ストレスのない程度に極力減らしましょう。)
ところに落ち着きそうだ。

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さえじゅん/環境リレーションズ研究所 ボランティア
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5.セミナー・イベントご案内

◆◇ 「ヤマガラの森」雨水の会 2月21日(日)実施のお知らせ ◇◆

「Present Tree in南八ヶ岳」では里山「ヤマガラの森」で月に一度、
保全活動を行っています。
Present Tree「ヤマガラの森」寄付者はもちろん、植林ボランティア、
山仕事をやってみたい方なら、誰でも大歓迎です。
おひとりさまでもグループでも、お気軽に・・・。
*詳細とお申し込みはこちらから
http://pacolog.cocolog-nifty.com/yamamori/
※雨天・荒天の場合は中止

お申し込みをお待ちしています。
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◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

*2010年1月12日(火) 19:00–21:00

「環境と哲学・宗教はどう関わってきたか」
*日本は伝統的、宗教的に、自然と調和する思想を持ち、一方キリスト教は
自然を克服すべきもの、支配すべきものと考えると言われます。宗教や
思想が、現在の環境問題とどう関係しているのか、その構造について学びます。

*申込期限:1月8日(金)

*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・お問合せ内容:「セミナー・ワークショップ」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

http://www.env-r.com/support/index.php

参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名
以下エコ・エグゼクティブ講座今後の予定
(日程内容等変更になることもあります。随時メルマガやHPなどでご確認
ください。)

■2010年2月16日(火) 19:00–21:00

「炭素税はどのように社会を変えるのか?」
*炭素税は環境問題、特に地球温暖化防止に大きな効果があると期待されてい
ます。なぜ、税を取ると温暖化が防止できるのか、なぜ税でなければならない
のか。環境税(炭素税)の考え方と、その活かし方を考えます。

■2010年3月16日(火) 19:00–21:00

「小規模有機農業はどのように可能か?」
*食糧自給率の低さが問題になっている日本ですが、食糧増産には大規模農業
が効果的。でも、環境面との調和は、小規模で有機農法を実践したほうがよさ
そう。農「業」というより、農的「暮らし」というスタンスで農業を実践する
方法と、その課題を考えます。

■2010年4月13日(火) 19:00–21:00

「コウノトリの保護は社会に何を与えたか?」
*兵庫県豊岡市では、コウノトリの保護を進め、人工飼育したコウノトリを
ついに自然界に放鳥して、地域で見守るところまで来ました。同じように、
佐渡ではトキの保護と放鳥の計画が進められています。野生生物の保護と人の生活の両
立はどのように図るべきなのでしょうか?

■2010年5月11日(火) 19:00–21:00

「環境問題解決のための合意形成をどうつくるか?」
*草津町と妻恋村では地熱発電をめぐる対立がおき、どちらも自然や未来を考
えているのに、ものごとが進まないという事態が生まれています。環境問題に
取り組むには、人々の合意形成が不可欠。そのための会議の手法、論理思考の
使い方を考えます。

■2010年6月15日(火) 19:00–21:00

「東京都の排出量取引のメカニズムとはどのようなものか?」
*排出量取引は温暖化防止に効果的な手法として注目されています。国内で
真っ先に取り組みが始まった東京都の排出量取引、その手法と特徴、
課題から、温暖化対策のメカニズムを明らかにします。

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環境リレーションズ研究所
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●○環境リレーションズ研究所からのお知らせ○●
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環境リレーションズ研究所で様々なプロジェクトや事務を一緒にお手伝い
いただける方を随時募集しています。
詳細こちら:http://www.env-r.com/personal/join.php
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「何から話そう!環境問題」は、NPO環境リレーションズ研究所が発行して
いるメールマガジンです。
できるだけ生活に密着した環境問題をわかりやすくお伝えしたいと
心がけていますが、なにせ視点だけはいっぱしの専門家。(^^;
「そんな話つまらない~!!」「あんたたち専門家ならこんなこと知ってる
わけ?」「もっと他に皆に教えてあげたい環境がある!」「私も発行仲間に
参加したい!」…etc、お咎め、ご意見、なんでも大歓迎です。(^^)v
お便り・お問い合わせ、読者間コミュニティ..にふるってご参加・ご投稿
ください。
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