Newsお知らせ

何から話そう!環境問題

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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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●目次● 2010年3月20日号

1.FREEを読んで

2.【pacoの目×ecoの芽】
022エコエグ講座「炭素税はどのように社会を変えるのか?」

3.しょせん他人事だから?

4.メールやTwitterで気軽にカーボンオフセット!

5.セミナー・イベントご案内
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☆★☆★☆ PMI Japan Summer Festa 2010 講演のお知らせ ★☆★☆★
2010年6月12日(土)~6月13日(日)

「スマート・プロジェクトマネジメント
~現場で活かせる最適化されたECOなプロジェクトマネジメント~」

PMI日本支部が主催する以下のプロジェクトマネジメントセミナーにて、
Er理事長の鈴木が基調講演を行います。申込み開始と講演の詳細は、
近日公開の予定です。皆様のご参加をお待ちしています。
http://www.pmi-japan.org/event/open_seminar/other/
2010_03_01_summer_festa_2010_pre.php
☆★☆★☆ ★☆★☆★
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◆1.FREEを読んで◆

数ヶ月ほど前から話題の本「フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」を
読みました。最近NHKのクローズアップ現代でも取り上げられたり、雑誌でも
特集が組まれたりと、まだまだ話題性があるようです。
著者にとってFreeの対象は、主に情報などデジタルなものを想定している
ため、アナログで物質的なもの(本文中で言うところのアトム)も多い
環境の分野では、必ずしも一概に当てはまる訳ではないかもしれません。
しかしながら、いくつかの例に共通点があるように思いましたので、今日は
少し取り上げてみたいと思います。
例えば、大学で実験をした例として、ブランドの高級チョコレート(私
の勝手な想像ではゴディバ)と大衆的な普通のチョコレートを2種類テーブル
に置いておき、高級チョコは27円、普通のチョコは2円でどちらかを購入する
というルールにすると、高級チョコを選ぶ人の方が多いといいます。次に
1円ずつ下げて、高級チョコを26円、普通のチョコを1円にすると、それでも
結果は同じになります。
しかし、高級チョコを25円、普通のチョコを0円=タダにすると、結果が
逆転し、無料の普通のチョコを選ぶ人の方が多いという結果になったという
ことです。
この実験の話から思うことは人それぞれ違うと思いますが、私の場合は
最近のスーパーのレジ袋のことが頭に浮かびました。
レジ袋は割と最近まで長い間ほとんどのスーパーで無料でした。そして
無料のうちはエコバックはそれほど浸透していなかったように思います。
しかし最近では、レジ袋を有料化したり、大手スーパーなどではレジ袋を
断ると2円割引する取り組みなどが行われている所も多くなりました。
実質的には、レジ袋に2円お金を払っているのに等しいわけです。
こうなるとエコバックを利用する人も増えてくるのではと思います。
最近エコバックが広まってきた背景として、
(1)エコという言葉が浸透して心理的にレジ袋を断ることがなんとなく
気恥ずかしくなくなった。
(2)最近は可愛いエコバックが売られているのでお気に入りを手に入れて
使いたくなった。
(3)不況により収入が減っているため、2円でも節約したい。
ということもあると思いますが、必ずしもそれだけではないのかも
しれません。人は無料であれば、欲しいか?必要か?という動機とは別の
心理で、無料を選び、この場合レジ袋をもらっておくのではないでしょうか。
そして無料ではない場合、欲しいか?必要か?という判断からエコバックを
持参するのではと思いました。
スーパーのレジ袋の例がそのままチョコレートの例に当てはまる訳でも
ないかもしれませんが、環境の分野でもフリーのモデルを当てはめて、
今後新たな動きが出てくるかもしれませんね。

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桑原礼子/環境リレーションズ研究所
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◆2.【pacoの目×ecoの芽】
22エコエグ講座「炭素税はどのように社会を変えるのか?」◆

・・・では、温暖化防止のために、なぜ税という方法を使うのかといえば、
税がもっとも公平な負担ができる手法だからです。

今は温暖化防止の行動を、善意の、意欲のある人の行動に任されているわけで、
何もやらない、よくないことをし続ける人がいても、なすすべがありません。
税なら、負担すべき人に確実に負担させることができ、
環境についての「フリーライダー」を出さないようにすることができます。
税金という方法は、個人的にはとってほしくない方法だと思うのが
普通だと思いますが、ではそれに代わる方法の方がいいかというと、
自分が努力したのに、ほかの誰かが何もしないことによって
効果が出ないとしたら、それもむっとしますよね。
社会全体の取り組みに広げ、効果を上げるためには、税や、
規制によってルール化するという方法は、避けて通れないものなのです。

具体的に環境税をどのように設計するかという議論は、
いくつかの考え方がありますが、今主流なのは「税制中立」
バッズ課税グッズ減税」という原則です。 ・・・

○続きはこちら
http://www.chieichiba.net/blog/2010/03/by_pacopacoeco022.html#more

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本稿は知恵市場における渡辺パコの連載を出典としています。
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渡辺 パコ
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◆3.しょせん他人事だから?◆

クロマグロの禁輸が、否決されました。
禁輸になると仕事が減って(または無くなって)困るという方は
とりあえずほっとされたことと思いますが、
より多くの人々が
「これでマグロをこれまで通り食べられる」
とほっとしていることでしょう。
逆に、海の環境破壊を心配する側からは
「なんて手ぬるい」との幻滅の声も聞かれそう。

反応はさまざまだと思います。
あなたはどんな反応をされましたか?

ところで、私は「なんて手ぬるい」派なのですが
ふと、「もし私がマグロ好きだったら、同じ反応をしただろうか」
と思いました。
私は雑食性で、なんでも美味しく食べるほうなのですが、
マグロは子どものときに嫌いだったせいか、
今でもマグロより青みや白身の魚のほうが好きなのです。
マグロを全然食べなくても、まったく平気。
もし私がマグロが大好きだったら、同じ反応をしただろうか???

マグロを食べなくてもいい私にとっては、禁輸は「他人事(ひとごと)」。
他人事だから、何の疑問もなく「マグロを禁輸すべき」と
言えているのではないでしょうか・・・?

他人事としてではなく、自分の頭でちゃんと考えて立場を決めないと、
ほかの人を説得しようにも、きちんと聞いてはもらえないだろうなあ、と
反省させられました。

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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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4.メールやTwitterで気軽にカーボンオフセット!

「ソトコトノハ」とういうカーボンオフセットの仕組みをご存じですか。
これは環境・ロハスをテーマにした月刊誌「ソトコト」を出版する木楽社と
ソニーが提供する、カーボンオフセット*の仕組みです。
(*日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガス
の排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、
どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果
ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを
埋め合わせるという考え方。)

ソトコトノハの仕組みは、ざっくり言うと以下の通りです。とっても簡単◎
(1) ソニーが提供しているサービスFLO:Q(フローク)のソフト
「ソトコトノハ」をダウンロードする。(Freeです◎)
http://blog.floq.jp/gallery/desktops/sotokoto/index.html
(2) 「ソトコトノハ」を使ってメールを送ったり受けとったり、
Twitterでつぶやく。
(3) その文字数に応じて、ソトコト(木楽社)の持っている
CO2排出権が日本政府のCO2削減量枠に寄付される。

実際に、私自身も使っています。私はパソコンにあまり詳しくないので、
初めは使いこなせるか不安だったのですが、難なくスムーズに使っています◎
日常的に使用するメールというツールと「ソトコトノハ」の仕組みを組み
合わせることで、手軽に環境に貢献できます。しかも、「ソトコトノハ」で
送るメールのテンプレートには、素敵な葉っぱのデザインが入っているので、
受け取った相手にも喜ばれます。また自分の何気ないつぶやきが、
環境貢献につながると考えると、つぶやくことが楽しくなり、
Twitterでの人とのつながりも自ずと広がります◎
自らの生活の中で環境に対する意識が高まる、素敵な仕組みの
「ソトコトノハ」。ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

参考URL
・環境省 http://www.env.go.jp/
・ソトコト.net http://www.sotokoto.net/news/sotokotonoha/

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安成蓉子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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5.セミナー・イベントご案内

◆◇ 「ヤマガラの森」清明の会 2010年4月11日(日)実施のお知らせ ◇◆

「Present Tree in南八ヶ岳」では里山「ヤマガラの森」で月に一度、
保全活動を行っています。
Present Tree「ヤマガラの森」寄付者はもちろん、植林ボランティア、
山仕事をやってみたい方なら、誰でも大歓迎です。
おひとりさまでもグループでも、お気軽に・・・。
*詳細とお申し込みはこちらから
http://pacolog.cocolog-nifty.com/yamamori/
(4月8日頃までにご連絡ください)
※雨天・荒天の場合は中止です。

お申し込みをお待ちしています。

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。

*2010年4月13日(火) 19:00–21:00

「コウノトリの保護は社会に何を与えたか?」
*兵庫県豊岡市では、コウノトリの保護を進め、人工飼育したコウノトリを
ついに自然界に放鳥して、地域で見守るところまで来ました。同じように、
佐渡ではトキの保護と訪朝の計画が進められています。野生生物の保護と人の
生活の両立はどのように図るべきなのでしょうか?

*申込期限:4月12日(月)

*お申し込み/お問い合わせ
下記のフォームより、
・関連するプロジェクト:「エコエグゼクティブ講座」
・内容:「エコエグゼクティブ講座参加希望」
とご記入の上お申込み下さい。

http://www.env-r.com/contact/postmail.html

参加費:学生/1000円 社会人/2000円 Er会員/無料

定員:20名
以下エコ・エグゼクティブ講座今後の予定
(日程内容等変更になることもあります。随時メルマガやHPなどでご確認
ください。)

■2010年5月11日(火) 19:00–21:00

「環境問題解決のための合意形成をどうつくるか?」
*草津町と妻恋村では地熱発電をめぐる対立がおき、どちらも自然や未来を考
えているのに、ものごとが進まないという事態が生まれています。環境問題に
取り組むには、人々の合意形成が不可欠。そのための会議の手法、論理思考の
使い方を考えます。

■2010年6月15日(火) 19:00–21:00

「東京都の排出量取引のメカニズムとはどのようなものか?」
*排出量取引は温暖化防止に効果的な手法として注目されています。国内で
真っ先に取り組みが始まった東京都の排出量取引、その手法と特徴、
課題から、温暖化対策のメカニズムを明らかにします。

◆◇ 植樹イベントのご案内 ◇◆

未来のための「命の森づくり」 宮脇先生と一緒に木を植えよう!

新緑の季節、5月29~30日に宮脇昭先生と一緒に木を植える森づくり
イベントが、日本製紙グループ主催のもと群馬県で開催されます。
ご家族やお友達を誘って皆さんも参加しませんか?もちろん、お一人での
参加も大歓迎です!
東京駅からの交通手段や宿泊に関しても、旅行会社を通じて申し込みを
することができます。締め切りは4月9日です。
詳細は以下の日本製紙グループHPより御確認ください。
http://www.np-g.com/shokujyu.html

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環境リレーションズ研究所
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●○環境リレーションズ研究所からのお知らせ○●
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【好評!環境法令サポート】
分かりづらかった環境法令をサクサク検索できるシステムの販売を開始
しました。
自分の事業所が法律の対象になるのか、何をすればいいのかが一発で
分かる、お役立ちツールです。対応法令は、環境六法をはじめとし、環境
マネジメントシステムや工場の環境管理に役立つ関係法令48本をまとめて
います。
WEBサイト:http://www.ebagency.jp/service/service01.html
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【Present Tree】
花を贈るように、木を植える。ちょっとエコロジーなギフトです。
WEBサイト: https://www.presenttree.jp/index.php
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【環境リレーションズ研究所ボランティア・インターンスタッフ募集中】

環境リレーションズ研究所で様々なプロジェクトや事務を一緒にお手伝い
いただける方を随時募集しています。
詳細こちら:http://www.env-r.com/recruite.html
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