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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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●目次● 2012年5月5日号
※ お知らせ
1.Sustainability in English vol.4
2.福島を訪れてみてください
3.セミナー・イベントご案内
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◆1.Sustainability in English vol.4◆
今回の「Sustainability in English」では、Jonathan RoweがGDPに
ついて語ったものをHawken、 Lovins、そして Lovinsが著書「Natural
Capitalism」で引用しているものについてお話ししたいと思います。少々長
いですが、早速見てみましょう。
“The GDP is simply a gross measure of market activity, of
money changing hands. It makes no distinction whatsoever
between the desirable and the undesirable, or costs and
gain… As a result the GDP not only masks the breakdown
of the social structure and the natural habitats upon
which the economy ― and life itself ― ultimately depend;
worse, it portrays such breakdown as economic gain”
(Halstead, Rowe & Cobb, 1995 quoted in Hawken, Lovins,
and Lovins, 1999: 1424)
GDPは単純に市場活動、つまりお金の動きの総計でしかない。それは(そ
のお金の動きが)望ましか望ましくないか、またはコストなのか利益なのか
を区別しない。… 結果的にGDPは経済が、そして生活そのものが、最終
的には依存している社会構造や生態系の破壊を隠すだけではなく、さらに悪
いことに、それらの破壊を経済的利益のように表す。」(括弧内著者追加)
GDP(Gross Domestic Product: 国内総生産)の限界は長く指摘され続
けています。限界の一つとして、例えば今回の引用のように、環境破壊をま
るで成長(良いこと)のように表現してしまうことが挙げられます。さらに、
環境破壊によって有害物質が発生した際、それを除去するために使われる資
源もGDPに反映されるため、極端なとらえ方をすれば環境破壊はある種、
「おいしい経済成長策」との見方もできます。他のGDPの限界としては一般
的な景気感とのズレや、家事などの非市場経済活動や幸福など、定量化の難
しいものが反映されないことなども挙げられます。つまり、環境保護や、多
くの場で用いられる「豊かな社会」を達成するためには、このGDPという尺
度を進化させる、もしくは別の尺度を採用することが必要であると言えます。
しかし一方で、GDPがこれまで広く採用されてきた背景には、この尺度が持
つある一定の妥当性(合理性)と、そして高い利便性があると思われます。
そして、この「ある一定の妥当性(合理性)」と「高い利便性」は、環境破
壊を助長している私たちの生活一般にも当てはまると思われます。つまり、
GDP同様、私たち一人一人が生活スタイルを進化させるにせよ、別の生活ス
タイルに移行するにせよ、環境破壊や少子高齢化が進んでいる現在の状況に
合わせて、長期の視点に立って変化させることを無くして、「豊かな社会」
や「持続可能な社会」に近づくことは難しいでしょう。
今回の引用書籍: Hawken, P., Lovins, A., and Lovins, H. (1999).
Natural Capitalism ― Creating the Next Industrial Revolution.
NY: Hachette Book Group
(Kindle Edition)
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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.福島を訪れてみてください◆
ゴールデンウィークはお休みだった方も、そうでなかった方も、
日本の一年でもっとも美しい新緑の季節を迎えられていることと思います。
福島県某市を訪れました。
福島は新緑がたいへん美しい土地で、
盆地の市街地が5月には淡いグリーンにすっぽりと包まれます。
郊外の果樹園では、りんご畑は白、桃畑は濃いピンクに花咲きます。
しかし福島はご存知の通り、
「次の世代に良い環境を残す」ことに私たちが失敗した土地です。
県内には、人がいつ帰れるかも分からない地域もあり、
某市でも、目に見えるところはいつもの春と変わらなくても、
子どもたちの外遊びは制限され、食べ物にも規制がかかっています。
県内の新聞は、今でも「除線」「制限」などの言葉でいっぱいです。
これはいつまで続くのか(何十年?何百年?)誰にも分かりません。
・・・というようなことは、テレビや新聞でもうご存知だと思いますが
ぜひ、現地を多くの人に訪れてもらいたいなあと思います。
観光地としては、今でもとても素敵な場所ですよ!
実際に自分の目で福島を見て、住んでいくための環境が壊れたときに、
人々がどんな痛みを抱えることになるのかを少しだけ実感してくださいませんか。
同じような間違いを人間が犯すことが、ちょっとずつでも減っていくために。
最後に。
福島県の面積は日本で3位。広~い広い県です。
県内には、安心して住める土地もたくさんあります!
「福島だから」と言ってすべてを避けることだけは、
皆様にはぜひしないでいただけると嬉しいです・・・。
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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆
◆◇甲斐善光寺の森 植樹体験イベント◆◇
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す。ご家族でも参加いただけます。(5月27日/日)
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環境リレーションズ研究所
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