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●目次● 2012年6月20日号
※ お知らせ
1.Sustainability in English vol.7
2.雨の日のベランダの実力
3.セミナー・イベントご案内
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◆1.Sustainability in English vol.7◆
今回は、McKibbenが著書「Deep Economy – The Wealth of Communities
And the Durable Future」の中で豊かさと幸福について述べられた文章を
引用したいと思います。実は、 今回の「Sustainability in English」を
もちまして、私の連載は終了となります。約1年8ヶ月(間違っているかもしれま
せんが)という長いような短いような期間でしたが、私のこれまでの連載が皆さ
まの環境問題等に対する疑問の解決や、新たな視点の獲得の一助になっていれば
幸いです。それでは早速、今回の引用を見てみましょう。
“We’re richer, but we’re not happier. We have more music,
more education, more communication, and certainly more
entertainment than any people who have ever lived – we can
be entertained literally around the clock, and we can carry
our entertainment with us wherever we go as long as we
remember the Nano and the earbuds. But if satisfaction was
our goal, then the unbelievable expenditures of effort and
resources since 1950 to accomplish all this (and by most
measures humans have used more raw materials since the end
of World War II than in all of prior human history) have
been largely a waste.” (McKibben, 2007)
「私たちはより豊かになったが、より幸せにはなっていない。私たちは、今まで
生きてきたどの人々よりも、より多くの音楽、教育、コミュニケーション、そし
てエンターテインメントに囲まれている。文字通り24時間いつでも楽しむこと
ができ、(iPod)ナノとイヤホンがあればどこへでも娯楽を持って行くことがで
きる。しかし、もし満足することが私たちのゴールであるとするならば、195
0年以来、この目的を達成するために費やされた信じられない程の努力や資源の
大部分(そして人間は第二次世界大戦以降、それまでの人類の歴史で使われたよ
りも多くの資源を使ってきた)は無駄になった。」
近年、過度な豊かさの追求に関して、疑問がなげられることが増えたように思い
ます。こういった話を聞くときに私が思い出すのは、映画「マトリックス」の中
で、悪役であるエージェント・スミスが言った台詞です。それは「人間はウイル
スと同じ動きをする」というものです。これは、ウイルス同様、ヒトは爆発的に
その数を増やし、宿主が死滅するまで貪り尽くす様を表した言葉です。確かに、
産業革命以降、ヒトは地球を貪り尽くすためのツールを数多く手にし、それらを
使って自らの豊かさへの欲望を満たそうとしてきました。そこに近年、幸福とい
う概念が新たに投げかけられ、豊かさを過度に追い求める行動が決して幸福の増
大に繋がらないと実証されつつあり、豊かさから幸福への転換が叫ばれています。
しかし、そこで私が気になることは、幸福への転換は必ずしも地球全体で見たと
きの最適解に導かない可能性がある、ということです。例えば、しばしば物質的
な豊かさの例としてニューヨークのマンハッタンの生活があげられ、幸福の例と
して自然に囲まれた生活があげられることがあると思います。しかし、以前もお
話ししたとおり、環境的にはマンハッタンの生活の方が自然に囲まれた生活より
も、一人あたりのエネルギー・資源の消費量が少なく、環境にとって良いと言わ
れています。
つまり、個人の幸福の追求という、ある種ボトムアップ的な発想の他に、全体と
してどういった最適解に進んでいけるかというトップダウン的な思考が必要にな
るのではないでしょうか。現在の日本で欠けていると思われるこれら二つの要素
をどのように高めていけるのか、私たちは常に考え、行動することが求められる
のではないでしょうか。
McKibben, B. (2007). Deep Economy – The Wealth of Communities
and the Durable Future. New York: Times Books
本当に皆さま、長らくありがとうございました。また、何かみなさまに共有した
い情報等ありましたら、ご報告したいと思います。それでは、その時まで。
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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
◆2.雨の日のベランダの実力◆
梅雨ですね。
洗濯物が乾かない、うっとうしい季節になりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
梅雨時には、洗濯物を乾燥機で乾かす人や、部屋の中に干す人が多くなります。
部屋干しは意外と、洗濯物からの水分がお部屋を傷めてしまうもととなるので
雨が止んだら換気するなど、気をつけてくださいね。
乾燥機は便利ですが、急ぎでなければ雨でも外に干してしまってもよいのです。
ずっと前にこの欄でも取り上げたことがありますが
屋根があるベランダであれば、雨の日でも案外よく乾くことがあります。
外の湿度が雨で90%台であっても、
部屋の中も同じか、それ以上の湿度になっていることがあるためです。
さらに、少しの風があれば乾き具合も違って来、
自然の力だけで水分が飛んでいくのがよく分かります。
雨の中できれいには乾かないので、
仕上げに乾燥機にかけたり部屋に干したりすると良いと思います。
もう一つ、ベランダで自然の力を感じるのはソーラーライトの充電。
枕元に置いているLEDの小さな読書灯を、毎朝洗濯物と一緒にベランダにひっかけて
首が曲がるのでソーラー電池部分をくいっとお日様に向けておきます。
安物ですが、なんと、雨の日でもちゃんと発電できています。
晴れの日より、向きは工夫しなくてはいけないようです。
住宅用の太陽光発電システムは、雨の日は発電量が足りなくて
電力会社から買う分が増えるといいますが、
読書灯くらいなら、雨の日のわずかな日光で、十分その晩の使用に耐えています。
(ちなみに、これ災害用/停電用にもすごく良い道具なので
ついでがあれば買っておくといいですよ!)
雨と一緒にベランダに降り注いでいる、豊かな自然の恩寵を
ぜひこの季節、味わってみてください。
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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