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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
-生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく –
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●目次● 2013年4月5日号
※お知らせ※
1.コラム1:ムラとマチとをつなぐ Vol.8 新社会人の皆さんへ
2.ご報告:リトル・ママフェスタ@お台場にブース出展しました!
3.コラム2:桜の開花と賢治の心
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■甲斐善光寺@山梨で植樹祭を開催!参加者募集中です。
http://www.presenttree.jp/contact/postmail_20130519kaizennkouji_event.html
■熱海の森 アーバンボランティアに参加しませんか?
http://www.presenttree.jp/contact/postmail_20130414atami_event.html
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◆1.コラム1 ムラとマチとをつなぐ Vol.8 新社会人の皆さんへ◆
日本の森林が国土の7割を占めている理由の一つは、地形的に元々
山野が多いこともありますが、江戸幕府の林業政策の成功も寄与して
いるとされています。1666年の『諸国山川掟』の発行です。
ここにはこのようなことが書かれています。
・草木の根まで刈り取ることを禁止する。
・川上の両岸などの山で木が生えていないところには木を植え、土砂が
流出しないようにする。
・川原はそのまま残し、川筋ぎりぎりまで耕地にすることを禁止する。
・新規に焼き畑を行うことを禁止する。
今、日本に住んでいる私たちにとっては「当たり前!」と思うかもしれま
せんが、現在の世界でも途上国では同じ過ちが繰り返されています。
そもそもは、人間活動が発展してきたことにより、古くは神社仏閣の
建築や田畑への転換、エネルギー(薪)としての利用が増えたことで、
森林伐採がすすみ、大雨時の洪水や台風被害が拡大され、
あわてて「これ以上切っちゃダメダメダメ~~~」と発令されてきました。
でも、そのおかげで、今の日本の山々が青々としているのですね。
「こんなに緑豊かな日本なのに、、、まだ樹を植える必要があるんですか?」
「間伐しなくていいんですか?」
よくPresentTreeのコラボレーション先の皆様から聞かれます。
実際、現在の日本の林業政策では間伐に力点を置いています。
でも、私たちがPresentTreeで「植える」ということに拘ってきたのは、
『植えた木の成長を思うように、プレゼントした方の成長をも長い時間軸
で思い馳せてほしい』『いつかはその土地に出向き、苗木=その地域に
愛着をもってもらえるようになってほしい』と考えているからです。
苗木の成長と、新社会人になった自分の成長をリンクして、10年後、
植樹した土地に行くのもまたロマンです。
そして、これってムラとマチをつなぐ一歩だと、そう感じませんか?
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鴨崎 志保/環境リレーションズ研究所 理事
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◆2.ご報告:リトル・ママフェスタ@お台場にブース出展しました!◆
去る3月21日(木)、お台場のホテル日航東京で開催された
「リトル・ママフェスタ2013」に、Present Treeのブース出展を
しました。
特にお子さまや子育て世代のママたちににご紹介したい
「ウルトラマンの森」はじめ、今年も植樹イベントが予定されて
いる植栽地、「Present Tree for AFRICA」の協働先
ア・ダンセさんのシアバターや石鹸をご案内させていただきました。
当日の様子はこちらから
http://presenttree.jp/blog/?p=780
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平沢 真実子/環境リレーションズ研究所 事務局長
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◆3.コラム2:桜の開花と賢治の心 ◆
今年の春、東京では桜が平年より12日も早く咲きました。
自然の営みがこれほど乱れると、
「気候変動のせいかな・・・?」と、私は怖くなるたちです。
桜は元来、センシティブな生き物で、
温暖化が進めば今世紀中には日本では桜は生きられなくなる、と聞いたこともあります。
心配です。
一方、世の中ではその点はあまり言われず、
たくさんの人がキレイな桜をいつものように楽しんでいましたね。
お花見やピクニック、桜に合わせたお菓子やグッズも、今年も素敵でした。
華やかに咲いて散る桜には、うじうじとした心配は似合わないのかもしれません。
心配するか、楽しむか。
心配することで、ああ心配だからもっと環境活動に励もう!となるかもしれない。
また、楽しむことで、この楽しさをずっと守るために環境活動に励まないと、
となるかもしれない。
どちらの態度が正しいということはなく、バランス良く受け取るのが大事かなと思います。
思い出されるのが、宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」のあるシーンです。
火山から街を守るために、山の海側の斜面に穴をあけて
人工的にガスを抜く工作に来たブドリと技師。
地面はひんぱんに揺れ、今にも山が爆発しそうな緊迫した状況で、老練な技師は言います。
「とにかくブドリ君。一つ茶をわかして飲もうではないか。あんまりいい景色だから。」
差し迫る危機のために着々と準備を進めながら、
二人は、山の美しい景色を愛でながらお茶の準備をするのです。
こういう心を持ちたいものです。
気候変動の迫ってくる足音を感じ、迎え撃つ準備をしながらも、
いま目の前にある自然を愛して楽しむ心。
宮沢賢治からそんなことを学びました。
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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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