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-生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく –
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●目次● 2013年9月5日号
※お知らせ※
1.コラム1:社会貢献債が好調
2.報告:読売新聞にプレゼントツリーが掲載されました
3.コラム2:売れるエシカル、売れないエシカル
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◆1.コラム1:社会貢献債が好調◆
先日こんな記事を発見。
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途上国支援などを目的とする「社会貢献型」の債券の国内販売が伸びている。
主に国際機関や海外の政府機関が発行し、
調達資金を途上国支援や環境対策に充てる仕組み。
販売に積極的な大和証券では、個人向け販売額が累計で5000億円を突破する見通し。
利回りが比較的高いうえ「投資を通じて社会貢献できる」という商品特性が、
個人投資家に受け入れられつつある。
===
ちょっと内容を端折って記載しましたが、代表的な事例としては、
コートジボワールのココア生産者に対し
土壌改良や品質改善を図るための融資を行ったり、
予防接種推進を掲げる「ワクチン債」などがある。
予防接種事業など利益を生まない事業では、
英国やフランス政府などからの寄付で元本と利息が賄われるという仕組みのもの。
社会貢献することと同時に経済的なリターンもあるこの社会貢献債は、
自分が共感する社会貢献プロジェクトに寄附するというアクションと異なり、
いわば箪笥に眠っていたお金が世の中の役に立って
かつ少し利子がついてまた戻ってくるような感覚です。
プレゼントツリーも今は全て「寄付」によるご支援をいただいていますが、
2005年に始まったインドネシア版は10年後に植えた木を切って売り、
売価の一部が少し手元に戻ってくる”かも”しれないという
スキームでスタートしました。
このインドネシアのプロジェクト、そろそろ10年が経とうとしています。
お手元にインドネシアのプレゼントツリー証書がある方は
大切に保管されてくださいね
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鴨崎 志保/環境リレーションズ研究所 理事
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◆2.報告:読売新聞にプレゼントツリーが掲載されました ◆
8月23日(金)読売新聞東京本社で、
読売新聞と読売リサイクルネットワーク(YRN)、
認定NPO法人環境リレーションズ研究所の3者間で、
古新聞を回収した売上の一部を「Present Tree in 宮古」に
寄附いただく覚書の締結式が行われました
古紙回収の売り上げの一部を使って森林再生にご協力いただくものです
http://presenttree.jp/blog/?p=795
読売新聞読者の皆様、身近な環境貢献に是非ご協力をお願いいたします♪
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環境リレーションズ研究所 事務局
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◆3.コラム2:売れるエシカル、売れないエシカル ◆
エシカル消費という言葉が、ここ数年で定着してきています。
エシカル消費とは、社会的や道徳的に良いモノやサービスを買うこと。
例えば、お菓子を買いたいとき、
売上金の1%が寄付になるチョコレートを選んだり、
引っ越し会社を選ぶときに、CO2低減の努力をしている業者を選んだりすることです。
読者の皆さまにも、「あ、それならやったことある!」という方も
多いのではないでしょうか。
エシカル消費を狙った商品は、
東日本大震災をきっかけに一気に広まったとされており、
今でも売上金の一部が被災地への寄付に充てられる商品を見かけることがありますね。
さて、エシカルとされる商品には、
商品自体に力があり、エシカルであってもなくても売れるものと、
エシカルだから売れるものとがあるようです。
ある障がい者福祉センターで、クッキーを作っています。
販売会があるときは、支援のために必ず買うようにしているのですが、
実はこのクッキー、味がいまいちで値段も高い。
支援しようという気持ちがなければ買わないな、と思います。
(美味しいクッキーを焼いてくれる福祉センターもあり、
これはギフト用にも良く、よく買うのですが。)
エシカル消費の観点からは、このような商品を買うことも大事ですが、
こういった商品は決して大々的に売れていくものではなく、
残念ながら市場全体を変えるほどの力はありません。
出始めの頃のエコカーもそうでした。
例えば初期のプリウスは非常に高価で、
意識が高いごく一部の人のみの商品でした。
話題にはなり、市場を牽引はしましたが、
市場全体がエコカー主体になってきたのは
価格が下がり、多くの人に訴えるバリエーションも広がってきて、
エコカーが普通に売られるようになってきてからです。
ただエシカルな商品というだけでは、世界はなかなか変わらないのです。
環境に配慮した商品を作るより、今売れている商品を環境配慮型にするほうが、
手っ取り早く世界は変わるのかもしれません。
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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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