※※先ほどの配信に、一部誤りがございました。
お詫びして訂正版をお送りいたします。 ※※
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~~(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)~~
-生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく –
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●目次● 2012年12月20日号
※ お知らせ
1.コラム1:ムラとマチとをつなぐ Vol.2 「野良仕事をしなさい!」
2.レポート:「読者が選ぶ・講談社広告賞」授賞式のご報告
3.コラム2:環境問題の経済学
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-・-・-・-・-・-・-・お知らせ・-・-・-・-・-・-・-・
■ウルトラマンの森に子供の成長記念を植えませんか?
http://www.presenttree.jp/lineup/lineup18.html
■クリスマス特集 http://www.presenttree.jp/item/christmas.html
今年はサンタになって、地球に緑の贈り物。
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◆1.コラム1:ムラとマチとをつなぐ Vol.2 「野良仕事をしなさい!」◆
Vol.1では、柳生博さんのお話を少しさせていただきました。
https://env-r.com/blog/?p=1131
「マチとムラをつなぐ」とyahoo!で検索すると”グリーンツーリズム”という言葉が
よくでてきます。このグリーンツーリズム、農山漁村地域において自然、文化、
人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動です。グリーンツーリズムの発祥
したヨーロッパでは、農村に滞在しバカンスを過ごすという余暇の過ごし方が
普及しています。
↓グリーンツーリズムとは?(農水省のHP内)
http://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kyose_tairyu/k_gt/index.html
日本ではバカンスを過ごすというより、最近では農村体験型が目立ちますが、
短絡的にいえば、もともと地域にある資源を「農産物の生産」という価値で
終わらせず「体験する場」として提供することにより、人がムラにやってくる=
農山村の活性化、再生につながるということを目論んでる仕組みです。
もちろん、スキー場などのレジャー型のものも含まれます。
実はこのグリーンツーリズム、「都市と山村との交流」ということで40年以上も
前から政策的に進められてきました。では、なぜ人がムラにやってくると何が
よいのでしょうか。
少し整理してみると、
(1)住民が主体的に取り組むことで地域の人材育成の機会となる
(2)多くの地域住民が参画できる性質から地域づくり運動として展開しやすい
(3)地域コーディネータなどの就業機会が増え、農家の兼業機会も増える
(4)新ビジネスが生まれ、新分野での雇用や経済的活性につながる
(5)地域で生き生きと働く人が増える=都会からの人口流入が増える
と、いいことづくしですね。
ムラ側からみるといいことづくしのグリーンツーリズムですが、マチ側からみても
リラクゼーションや学習の場としてムラで楽しく過ごすことが、実は自然と
地域の活性にも繋がっているんです。
誤解を恐れずに言えば、真面目に「日本の未来のために農山村再生する!」
といってもいきなり明日からはできませんよね。でも、次のお休みを使って気
になっていたあの村に遊び行ってみる、というのもそのムラを元気にする一助に
なっているんだと思うと観光も少し違った視点で楽しめるようになるのでは
ないでしょうか?
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鴨崎 志保/環境リレーションズ研究所 事務局長
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◆2.レポート:「読者が選ぶ・講談社広告賞」授賞式のご報告◆
こんにちは プレゼントツリー事務局です。
11月1日のブログでもご報告しましたが、
「読者が選ぶ・講談社広告賞」のチャリティプログラムの支援先に、
昨年の第33回に引き続き第34回の今年も、Present Treeが選ばれました。
昨年いただいた寄附金は、
東日本大震災被災地支援の緑をとり戻すための活動に役立てる
「REVIVE JAPAN基金」にお預かりし、
本年度の寄附金と合わせて、
岩手県宮古市「Present Tree in 宮古」に171本の植樹をさせていただきました。
続きはこちらから→http://presenttree.jp/blog/?p=773
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平沢 真実子/環境リレーションズ研究所 事務局
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◆3.コラム2:環境問題の経済学◆
環境問題に関するものではありませんが、感銘を受けた本がありました。
◇「貧乏人の経済学」
(アビジット・V・バナジー&エスター・デュフロ/ みすず書房)
タイトルは経済学ですが、経済の知識が無くても読めるものです。
世界で「貧困」とされる国や地方で、綿密な調査を繰り返し、
貧困の原因を探って解決法を提言しています。
貧困の原因、というと、何を思いつきますか?
・教育機会が無いから
・食物の生産が足りないから
・子供の数が多いから
などが、よく聞かれる「原因」ですね。
この本は、ひとことで語られるようなそういった「原因」を超え、
「じゃあ、村に学校があって、子供を学校に行かせるお金もあって、
教育があれば収入が増えることも知っている人々が
実際は子供を学校に行かせていないのはなぜ?」
「では、肥料があれば作物がよくできることを経験し
肥料を買うだけの収入もある人々が
肥料を買わずに農業を続けているのはなぜ?」
(おどろくことに、これらは事実。)
といった現実に斬り込んでいきます。
そして、そのような人々の現実的な考え方や行動を深く理解し、
考え方や行動の根っことなるものを変えなければ
貧困の解決はありえないことを示唆しています。
(上の2つの問いに対しては、意外な答えが調査結果として出てきています。)
かえって、環境問題の原因は何でしょうか。
・人々が生活の豊かさを求めるから?
・企業が環境保全よりも利潤を追求しているから?
・政府が経済活動を第一に優先しているから?
これらは間違いではないけれど、
解決のためにはこのシンプルな理解で十分なのでしょうか・・・?
世界を変えていくためには、私たちももっともっと勉強して
世界のことを知らなくてはならない、と
考えさせられた本でした。
オススメです。
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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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