環境問題のような社会性の高いテーマほど、高邁かつ難解に語られる傾向が強い
が、一般的な人たちは、そんなに難しい話を求めていないし、日常から想像しに
くい理想論は消化しにくいものである。
地球温暖化にしろ生物多様性にしろ、どんな重要なテーマだって、大上段に構え
て訴えていては興味ももたれず、日々の生活の中での諸問題には到底敵わない。
人は自分の知識レベル、興味レベルに見合った場所にしか自ら進んで入ろうとは
しないものである。
だから、大勢が腑に落ちる言葉に通訳し、コトの本質をガイドするインタープリ
ターが環境問題の啓発・学習には欠かせない。
そのようなコンセプトで、当所も子供向けの環境コンテンツ作りをいくつか
手伝ってきているが、そんなわれわれから見てこの「エコ育絵本シリーズ」はとってもオススメ!
ごみの処理処分や水の循環などの簡単な仕組みが絵本の中で上手に説明されてい
る。
仕掛け人は、世界資源研究所の元日本代表、黒坂さん。
4歳~8歳向けというが、そのママちゃんたちにオススメしたい。
案外知らない、でも今更人に聞けないこと・こどもに聞かれたときに答えられる
最低限の基本や仕組みを網羅するにはもってこい!(^_^)