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メディア掲載・プレスリリース

2016年5月24日 岩手林業新報 岩手県森林整備協同組合 第46回通常総会 特別講演会

総会終了後、認定NPO法人環境リレーションズ研究所の平沢真実子事務局長が「プレゼントツリーがめざす森林循環~人生の記念日に樹を植えよう!~」と題して特別講演会を行った。
認定NPO法人環境リレーションズ研究所は、「未来のために何かしたい、でも何をしていいのかわからない、行動に結びつかない」という方々に、その想いから一歩踏み出すお手伝いとして、記念樹の森づくりから森林に興味を持ってもらうという活動をしている。
「人生の記念日に樹を植えよう」を合言葉に、国内外の森づくりが必要な土地に記念樹を植えてもらうことで、森林再生、地域振興の手伝いをしている。
プレゼントツリーの特徴は、第一に、植樹した樹、一本ごとに「植林証明書」を出して管理することで、里親が自分の木を特定でき、愛着をもってその成長を知ることができる。
第二に長期の維持管理を実施することで、最低10年間、そこに私の樹があることで、樹の成長だけでなく、森全体の生長に思いをはせることが出来る。
第三に、森林所有者、行政、地元の森林管理施業者、当研究所の4者間協定を結ぶことで10年間の森林保有管理体制を担保する。
植栽地は国内外に25ヵ所あり、寄付受入れ本数は12万5000本、関わる支援者数は379万人に上る。プレゼントツリーのコンセプトは、単に植林面積を増やそうというのではなく、プレゼントツリーへの愛着を通じてその樹のある森全体、地域に思いをはせ、実際にアクションを起こす人を増やすのが目的である。
2012年に宮古市と小林三之助商店、県、当研究所で協定を結び、区界高原にプレゼントツリー方式で森づくりを始めた。当所3haで始めたが、企業等からの支援の申し込みが多く15haまで広がった。これまで延べ900人が参加し、森林協が実際の植樹、手入れに加えイベント等でも中心になって手伝ってくれる。
宮古市は本州で一番の鮭の水揚げがある。川の水源整備で宮古市を支援することが出来るということで、企業の協力が多く、環境報告やホームページで紹介してくれて、多くの人にその取り組みが広がっている。森だけでなく、地域全体を元気にする好循環の森づくりの活動への参加・応援をお願いしたい。

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